給与明細を手渡ししたい本質を考えさせられた話

紙の給与明細の手渡し、まだどこも多く行われていることが多い印象があります。


web明細の配信でもよさそうなのですが、経営者の方はそこは割と紙の給与明細へのこだわりがあるようです。

目次

給与明細をwebで渡した方が効率的

給料日には紙の給与明細を手渡しする。かつてはこれがスタンダードでした。

僕も、社会に出て以来、給与所得者として働いていたときは、紙の給与明細を所長なり総務の方より手ずから頂いていました。

しかし、給与計算システムも進歩していますし、クラウド型の給与計算ソフトも出てきています。
webの給与明細をメールで配信することも容易になってきました。

配布するにあたっては、メール配信の方がはるかに効率的です。

しかし、これまでの勤務先のなかには、勤務のなかで時間を取り、社長自ら配布式を行う、などといったこともありました。

メール配信の方が効率的ですし、なんとなくこれまでモヤモヤしていました。

ヒントを得た書籍

以下の書籍を読んだ際、なんとなくですが、本質が分かった気がしました。

クラウド型の人事労務ソフトを解説されている書籍です。

クラウドで効率化し、完結してしまうと、紙の給与明細の手渡しであれば、”声をかけながら渡すことができる”という、経営者(上司)と社員のコミュニケーションがなくなってしまうことになります。
経営者(上司)のちょっとした声かけで、社員のモチベーションは上がるものです。

そういったコミュニケーションを大事にするために、web給与明細の備考欄に、上長がちょっとしたコメントを書いて配信し、社員のモチベーション向上につなげる。
そういった試みをする余地もあるのではないか、といった紹介がありました。

そこで何となく腹落ちした気がしました。

なぜ紙の手渡しにこだわるのか

コストだと分かっていても、あえて紙の給与明細を手渡しする事業者は多いです。

現金を給与袋で渡していた時代、そして紙の給与明細のみの手渡しとなった時代。そういったときからの習慣だから。
それもあると思います。

が、コストを上回る効果があると感じていて、メール配信で配布するなどといったことには心理的抵抗がある、といった場合もありえます。

それは、紙の給与明細を手渡すことによって、社員とのコミュニケーションを図り、モチベーションに繋がるから、という理由があるのではないかと考えます。

しかしとはいえ、私が働き始めて手渡しでもらっていた頃から、頂くときに特に何か一言があるわけでもありませんでした。毎月、一人ひとりに何か一言、というのも難しいものです。
であれば、web配信の方がとても効率的ですし、経営上はそのように切り替えた方がいいでしょう。
テクノロジーは進化していますし、大体の場合、効率化します。


効率的な方法があるのにあえてその方法を取らないのはなぜか、という考えから出発して、もしコミュニケーションが本質なのであれば、上記の通り、web明細の備考に、サンクスカードのような発想で、日頃の労いの一言を添える、という発想を取ることもできます。

これまでの習慣でなんとなくやっていることがあるとすれば、その本質をもう一度考え直していくことが、本当の意味での経営の効率化といえそうです。

吉野ケ里遺跡(過日撮影)。昔から比較して変わったものもあれば、変わらないものもありそうです。



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