事業借入との向き合い方

事業において、「借入」をどう考え、向き合うべきなのか。

小山昇著「社長!儲けたいなら数字はココを見なくっちゃ!」(すばる舎)を参考にして。

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マーケットは待ってくれない

自社以外を見渡してみると、そこには「お客様」か「競合」かしかいないというのが現実です。

時代の流れ、国内外の経済・金融状況、お客様のニーズ・嗜好の変化などなど、マーケットは常に変化しています。

それらのマーケットの変化は、自社の都合などは考慮してくれるわけでもありません。

機動力を高める

このマーケットの変化を生き抜くには、「変化に応じて迅速に対応できるかどうか」にかかっています。

事業において、迅速に対応するためには、常に「資金」が必要となります。

「お金」を、「設備」「在庫」「人材」へと変化させ、マーケットのなかで利益を獲得していくことになります。

つまり、手元資金が多ければ多いほど、迅速に行動することができ、見通しや目標も立てやすくなるということになります。

もしも、利率が低く、月の元本返済額が返していける無理のない金額になるのであれば、コストパフォーマンスを見極めたうえで、銀行からの「事業借入」を積極的に検討した方がよいと考えることができます。

業種にもよる

では必ず銀行から事業借入すべきなのかどうか。

業種にもよると思われます。

設備や仕入などの初期投資がほとんど必要のない業種であれば、必ずしも借入は必要ないかもしれません。

製造業や飲食業など、高額な設備・内装を必要とする業種なのであれば、事業借入はありきで考えるべきといえそうです。

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