”予想以上の利益”とどう向き合うか

”予想以上の利益”が出ると、手放しに喜んでしまいそうですが、角度を変えて考えてもみたいところです。

小山昇著「社長!儲けたいなら数字はココを見なくっちゃ!」(すばる舎)を参考にして。

目次

”予想以上の利益”

”予想以上の利益”というと、なんとなく手放しに喜んでしまいそうです。

予想以上の損失となると一生懸命に原因・対策を考えるものですが、予想以上の利益となると原因・対策を考えなくてもよいものか。

”予想以上”はあくまで予想以上であって、想定外のことであるので、その想定の外側がどのようなものであったか、それに対してどのように向き合うかは考えておきたいところです。

ペースを見直す

”予想以上の利益”で考えられるのは、「無理し過ぎていたのではないか」ということを疑ってみたいところです。

無理な営業、無理な頑張りで作った利益であれば、持続可能性は少なく、来期が急激に萎む可能性が高いかもしれません。

今期が予想以上の利益でも、来期が大幅減益となれば、社内の雰囲気も悪くなりますし、銀行からも減益という評価を得てしまうことになります。

将来への投資は適切かを見直す

また、「将来への投資は十分か」ということを疑ってみたいところです。

目先の利益を求めすぎて、人材採用・人材育成・広告宣伝・IT化といった将来の利益を作っていく部分が疎かになっていないか。

ここが疎かになってしまうと、必ずどこかで利益のペースが落ちてしまいます。

今の利益を将来の原資に十分に充てることができているかは考えておきたいところです。

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