「モチベーション」が外部にあるのか内部になるのか

谷本理恵子著「プリンセスマーケティング」(インプレス社)を参考にして。

目次

ヒーロー型、プリンセス型のストーリー

カスタマージャーニーには、「ヒーロー型」と「プリンセス型」があり、それぞれにおいて、以下のような違いがあるとされています。

  1. ストーリー
  2. 登場人物の設定
  3. モチベーション
  4. 意思決定の中身
  5. 何を信じるか
  6. 関係性の築き方
  7. 未来の見せ方

ヒーロー型におけるモチベーション

  • 「周囲の評価」「客観的な評価」「社会的な承認」をゲットしたい
  • 興味関心→外部からの見え方に向いている
  • 自分を客観視し、事実ベースで確認しながら比較検討し、状況を正確に把握しようとする
  • 物事を客観的に把握・整理することで、事実ベースで解決しようとする
  • 外向きのベクトルで物事を捉える
  • 「事実」にフォーカスする
  • 買い物→「外部からの評価を上げるための手段」
  • 行動原理物理的に何かを獲得するために行動する
  • 美容→他者からどう見えるか
  • 物語で、ヒロインは必須
  • 勝ち負けといった客観的な評価軸を好む
  • 世界を物理的に捉えている
  • 「評価」による「称賛」を求めている
  • 「機能・性能」が重要

プリンセス型におけるモチベーション

  • 「自信」「主観的な満足」「自分らしさ」をゲットしたい
  • 興味関心→自分の内側に向いている
  • 他者の経験から、自分に役立つ情報を収集したい(同意、共感、承認しながら他者から話を引き出していく)
  • 話し切ることで感情が整理され、自然と結論や解決にたどりつく
  • 内向きのベクトルで物事を捉える
  • 「人物」にフォーカスする(共感)
  • 買い物→「自分に自信を持つための手段」
  • 行動原理→心から満足し、いかに自分らしさを感じることができるかのために行動する
  • 美容→自分らしいか、自信が持てるか、こういう自分でありたい
  • 物語で、王子様は脇役のひとり(共感、サポート)
  • 自分が満足できるかといった主観的な評価を好む
  • 他者は”自分を映す鏡”、自分に引きつけて見ている
  • 世界を主観的に認識している→”感情”が変わると見える世界が変わり、ときに不快や不安を感じる
  • 「承認」による「感情の満足」を求めている(自分で自分を認めることができるかどうか)
  • 「感情」が重要→その”感情”は、お客様だけが知っている
  • 本来の自分とは違う(完璧にできない)「罪悪感」を感じる
  • ”本来の自分”を手軽に少しでも味わえる(つかの間の現実逃避)と嬉しい
  • ”本来の自分”と”現実の自分”とを比べて疲弊する

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