話すことの苦手さを取り除くには、事前の準備が大事といえそうです。
永松茂久著「人は話し方が9割」(すばる舎)を参考として。
”話すことが苦手”への対策
”話すことが苦手”
”何を話していいか分からない”
といった場合、話すことから逃れられればよいのでしょうが、逃れられないこともあります。
逃れられないのであれば、対策を考えるしかありません。
特に、おおよそ相手との関係性ができあがる最初の部分については話すことが必要となることも多いので、まずはその部分の対策を考えたいところです。
準備する
対策としては、「あらかじめ準備しておく」に越したことはありません。
苦手なことは準備すらついつい億劫になってしまうものですが、準備するクセをつけておくことができれば、いざ話すときに困ることが少なくなり、苦手さも少しずつ緩和されていくように思われます。
相手との関係性ができあがる最初の部分で他人に話すことといえば、突き詰めていくと、”自分がどのような人であるか”に集約されてきます。
そうすると、具体的な準備としては、①まずは、自分のこれまでの生きてきた道・経歴を文字にして書き出して言語化し、そのなかから、②自分がキーワードだと思うことをまとめておく、という流れが考えられます。
自分の経歴がキーワードとしてまとまっていれば、相手に話すときも、簡潔かつ端的に伝えることができます。
留意点として、成功体験の部分が多いと他人に嫌な気にさせたり、警戒されたりすることもあります。
そのため、逆に失敗談などをまとめておいた方が、相手に共感してもらえたり、親近感を抱いてもらえたりしそうです。
”書く”から”話す”へ繋げていく
例えば、私の場合、「書く」は得意な方ですが、「話す」は得意ではありません。
であれば、得意な「書く」ことによって、苦手な「話す」ことへのカバーになるのであれば、ぜひやっておきたいと考えます。
まずは書いてみる。そして、その書いたもののなかから、”キーとなるポイント”、”相手に受け入れてもらいやすいであろうポイント”を俯瞰して整理しておく。
そうすることで、話すことへの苦手感が緩和されていくのであれば、それに越したことはないと感じています。