ChatGPTとNotebookLMを使うことで、AIが先生役になってくれ、テストや試験対策を効果的に進めていくことができます。
自己成長にAIを使う
”生成AIを使っていくと、人間の能力が衰えるのではないか”と懸念する見方もあります。
しかしながら、それは使い方次第ともいえます。
生成AIはいかようにも役に立ってくれるもので、人間としての自分の能力が衰えるのが不安なのであれば、「自分の能力が向上するように、生成AIを活用する」ということも可能なのです。
実際、生成AIに、以下のように伝えることができますし、ChatGPTであればカスタム指示にあらかじめ入れておくこともできます。
- 私の能力が向上していけるような接し方やサポートをしてください。
- 私が質問するときには、私が有能な人間になれるように、至らないところを教えてたり育てたりしてください。
ChatGPT・NotebookLMで練習問題を作成する
ChatGPTやNotebookLMは、個人の学習スタイルやペースに合わせて問題を生成したり、理解が難しいポイントを補足したりしてくれる頼れるパートナーになり得るもので、様々なテスト作成や検定対策に使えますが、今回は年末調整ミニテストを行うというケースで試してみました。
NotebookLM
今回、例えば、根拠資料として、国税庁「年末調整のしかた」PDFを読み込ませました。
プロンプトとしては、以下を入力しました。
年末調整のミニテストがしたいです。
私を鍛えてください。
一問一答形式で、四択問題でお願いします。
まずはあなたが問題を出し、私がその回答したら、その後、あなたは正解の発表とその解説をしてください。
私が終了と言うまで続けてください。
NotebookLMでは、ノート内の情報を元に問題を作成してくれるため、特に特定の参考書や情報を活用できるので非常に便利です。
ChatGPT
画面では、通常のChatGPTに聞いていますが、カスタムでのChatGPTである「GPTs」を作るという方法もありだと考えられます。
プロンプトとしては、以下を入力しました。
添付しているPDFの年末調整について、ミニテストがしたいです。
私を鍛えてください。
一問一答形式で、四択問題でお願いします。
まずはあなたが問題を出し、私がその回答したら、その後、あなたは正解の発表とその解説をしてください。
私が終了と言うまで続けてください。
他の生成AIはどうか
なぜ、今回、「ChatGPT」と「NotebookLM」なのか。
いずれも、PDFを添付することができ、そこから信頼性の高い形でのテスト問題を生成してくれることが可能になります。
一方で、GeminiやClaudeでは、PDF添付はできないため、情報を限定できない状態でテスト問題を生成してもらうことになり、信頼性にやや不安があります。
なので、今回、「ChatGPT」と「NotebookLM」を選んでいます。
過去問などがあればあるほどよりよい試験問題が作れる
過去問などがあればそれを読み込ませることで、よりよい試験問題を作ることができ、試験や検定の十分な対策にもなります。
たとえ試験傾向をうまく汲み取ってくれなかったとしても、様々な角度から内容を見ることができるので、知識の確実な定着を図ることが可能になります。
生成AIを味方につけることにより、いつでもどこでも一問一答や教えてもらうといったことが可能になります。
自分自身の最近でいえば、「チョコレート検定」や「生成AIパスポート」を受検する際にもシラバスや試験範囲や試験内容に関する書類やデータを読み込ませ、フル活用させてもらいました。
※「チョコレート検定」の際は、試験当日早めに会場に着いたため、車中で15分ほど行うことで試験直前の時間の有効活用にもなりました。
AIを活用するしないで確実に差がつく
生成AIは有用で汎用性が高いものです。
人間が衰えるような使い方もできれば、鍛えるような使い方もできます。
これらを活用して試験勉強することで、理解度や知識の定着率で確実に差がつくように感じます。
特にChatGPTやNotebookLMは、範囲のカスタマイズが比較的柔軟にできるほか、即時にフィードバックをくれる点は魅力です。
以下がAIを活用する場合のメリットであり、活用するしないで差がつくと考えられます。
自分のペースに合わせた学習ができる
AIは24時間いつでも使えます。よって、自分のペースで学習を進められます。
忙しい日には短時間の問題練習、時間に余裕がある日は複数の問題にチャレンジするなど、フレキシブルな学習スタイルを取ることが可能です。
復習サイクルが早く、学習効率が高まる
AIはその場で問題を自動生成するため、復習のサイクルをスピーディーに回すことができます。
理解が浅い部分を重点的に復習することも可能であり、効率的に確実な知識を定着させることが可能です。
元情報をコントロールすることができる
特にNotebookLMのような情報管理のAIなので、教材をアップデートさせていくことができます。