相手が自分のことを分かってくれるという確信がなければ色々な話ができないものです。
古宮昇著「はじめての傾聴術」(ナツメ社)を参考として。
目次
話しやすいとき・話しにくいときの違い
気心の知れた人には話しやすく、話も尽きません。
思い浮かんだ話を受け止めてくれる・分かってくれるという安心感を持てる相手であれば、自由に話をすることができます。
一方で、初対面の人などを相手にすると、話にくさを感じ、話す話がなかなか思い浮かびません。
自分が思い浮かんだ話を受け止めてくれないかもしれない・分かってくれないかもしれないという不安を感じる相手であると、心のブレーキがかかり、話さないようになってしまいます。
関係づくりが上手な人の共通点として、相手との距離を少しずつ詰めていくために、下記のような話を出しつつ、相手との共通点や許容範囲を探っていっています。
- 天気の話
- 季節の話
- 話題のニュース
- 地域(出身地、旅した場所、勤務場所)
- 食べ物
- 健康
受け入れてくれるという確信が必要
その分岐点・違いとしては、”自分のことを受け入れてくれる・分かってくれる”という確信があるかどうかだと言われています。
受け入れてくれる・分かってくれるという安心感が持てるかどうか。
話している途中に、相手が興味を持ってくれていることが分かると、話がどんどん浮かんでくるようになります。
信頼できないという相手を受け入れられるかどうか
話す前に、相手が話しやすい表情・態度かどうかはかなり重要にもなってきます。
さらに、「肩書き」に対するイメージも大きく影響してきます。
相手が「肩書き」そのものに固定観念を抱いている場合で、それがネガティブなものであれば、そのイメージを無理に覆すことが無理なものです。
そのような相手をそのまま受け入れることができるかどうか、も大事な視点かもしれません。