ないはずだと思うか、あると認めるかで、その後が変わる

違和感を感じたときに、それを”ないはずだ”と思うか、”あると認める”かで、その後の展開は異なってきます。

和仁達也「コンサルタントの教科書」(かんき出版)を参考にしつつ、キャッシュフローコーチとして考えたこと。

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「立場の違いが生む危機感のズレ」というストレス

人付き合いが得意な人で、起業しても社内の人間関係をうまく回していける、と思っている人でも、多かれ少なかれ、壁に直面することになります。

これは、起業する前は「雇われる側同士の人間関係」ですが、起業後は「雇う側と雇われる側としての人間関係」というように、状況・環境が変わるために起こるものです。

人付き合いが得意不得意にかかわらず、立場が違うと、状況はまったく異なるものになります。

例えば、社内会議で考えてみると、「雇われる側同士の人間関係」のなかで話をしてみると、自由に意見を出し合えます。

愚痴も出るかもしれませんが、同時に、改善策も出るかもしれません。

一方、「雇う側と雇われる側としての人間関係」 のなかで話をしてみると、雇われる側は構えたりするので、本音が読めなかったり、反応が読めなかったりしてきます。

雇う側としては、人件費はもちろん事業を継続するために利益を出さなければと考え、危機感を持っていますが、雇われる側にとってはなかなかそれは見えないものです。

同じ会社でも、立場によって見え方が異なっています。

本音や反応が読めないまま、雇う側ばかりが話す会議になってしまうと、雇われる側は余計に身構えてしまい、会議の有益性がなくなってくることになります。

何事も最初は、言語化されていない

上記のような状況のときに、その「変化」を的確に感じることができるかどうか、は重要です。

次に、その「変化」を、”ないはずだ”と思うか、”ある”と認めるか、によって、状況は大きく変わってくることになります。

そんなものないはずだ、と思ってしまうと、その状況はずっと改善されないまま、なんらかの違和感はそのままに進んでいってしまいます。

すくいあげて言葉にしてみる

あると認めると、その「変化」の実態・本質が何なのだろう、と考えることになります。

その「変化」や「違和感」をすくいあげて言葉にしてみると、打開策・対処方法が見つかることがあります。

最初から実態・本質に当てることができなくとも、仮説と検証を繰り返すことで、やがてその実態・本質を捉えることへと辿り着き、有効な打開策・解決策が出てくるかもしれません。

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