相手に届くフィードバックにするには

相手がこうありたいと思っていることと現状とのギャップを情報として伝えるフィードバックは、自分では気づけないことに気づいてもらう機会として有効な方法ですが、そもそも相手に届く言葉・相手に届く方法で伝えなければ意味がなく、どのような言葉で・どのような方法でフィードバックすることが適切なのかブラッシュアップしていきたいものです。

馬場啓介「目標達成の神業」(かざひの文庫)を読んで。また、キャッシュフローコーチとして考えたことを参考として。

目次

「フィードバック」をどう捉えるか

”自分がやりたいと思っていること”と、”自分が現に今やっていること”との間には、ギャップが存在します。

そのギャップを埋めるための技術として、「フィードバック」という手段があります。

フィードバックとは、表面的には「目標達成のための行動の結果や評価を伝えて軌道修正を促すこと」という定義になるかと思うのですが、より相手に寄り添って考えるとすると「自分が鏡となり、話し手の盲点を気づいてもらうこと」といえます。

そして、そのことが相手の意識に訴えかけ、それを変えてもらえるようなものでなくては、フィードバックは効果を発揮しません。

「フィードバック」の目的

「フィードバック」の目的は、話し手が、自分自身で定めた目標に対して、行動を決め、ときには行動を変えること(=自分で走ることができる状態)をサポートすることにあるといえます。

つまり、目標も行動も”与えられたもの”では、相手に伝わらず、浸透せず、結果としてうまくいかないものです。

そのように考えると、フィードバックを単に”結果や評価を伝える”という捉え方ではうまくいかないのだということに気づかされます。

フィードバックで目的とするところを改めて考えると、話し手の行動の「原点」となるもの(行動を決め、行動を変える起点となるもの)=「意識」に十分に寄り添っていなければ、効果を発揮しないように思えます。

伝え方の着眼点

どのような言葉で、どのような方法でフィードバックするのがよいのか、より”相手に届く”ものにするためにはどうしたらよいのか、ケースバイケースなのだろうと思うのですが、上記のように、フィードバックの捉え方や目的を考えていくと、

”もうひとりの自分に言われたかのように伝える”

ということがひとつの着眼点といえそうです。

その人の「意識」に自然に受け入れてもらえる言葉や方法であること、あるいは、相手のなかの”もうひとりの自分”の声としての役割を考えるということ。

そこに至るまでには、話し手の話に十分に耳を傾け、興味を持ち、寄り添い、相手の「原点(=原動力)」を理解する信頼関係を築く必要があります。



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