”商品”をどう位置づけるか、によって、すべての発想も変わってきます。
和仁達也「コンサルタントの教科書」(かんき出版)を参考にしつつ、キャッシュフローコーチとして考えたこと。
「商品」とは何か、をどう発想するか
「商品」とは何か、をどう発想するかは、事業の根幹に関わるところです。
どのような商品を取り揃え、それをどのように知ってもらうか、のすべてに関わってきます。
和仁達也「コンサルタントの教科書」(かんき出版) での”商品の定義”は、とても腹落ちするところでした。
商品とは、「”ミッションにもとづいて提供したい価値”を、対象ごとに”最適な形”にして届ける”手段”
和仁達也「コンサルタントの教科書」(かんき出版) より
自社が世の中に対して提供したい”価値”を、対象ごとに、”最適な形”に整えて届けるための”手段”。
商品は”手段”なのだ、という認識することは重要な気がしています。
どのような心持ちを届けたいか
何を売るか、何を取り揃えるか、どのように知ってもらうか、どのように買ってもらうか。
これらを考える前に、「お客様に、どのような心持ちを届けたいか」を整理することは大事なところです。
そもそも、自社は、社会に対して、どのような価値を、世の中に提供していきたいのか。
なぜ、自社は、社会に存在しなければならないのか。
自社が提供することによって、お客様に、どのような心持ちになってもらいたいのか。
安心感?、楽しさ?、ワクワク?
様々な感情があります。
相手にどのような感情を届けたいのか。
最適なサイズにして、「名前」と「値段」をつける
自社が相手に届けたい「価値」が明確になってくると、何を売るか・何を取り揃えるか・どのように知ってもらうか、がバラバラになることなく、一貫性のあるになってきます。
また、迷いがあっても、立ち戻るべき判断の軸を持つこともできます。
お客様に届けたい「価値」を、対象ごとに・最適な形にする、と考えると、自社の商品づくり・商品構成を考えるヒントになります。
どのような人に届けたいのか。
それぞれ、相手が抱えている課題感・予算感もまちまちです。
それぞれの相手の課題感・予算感に応じて、様々な商品(何をどのように届けるか)を構想し、相手のニーズに応じた商品構成にしておくことで、より自社が届けたい価値が必要な人に届くようになってきます。