顧客は誰か。簡単なようで意外と難しい質問であったりします。
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顧客は誰でもいい、のか
”顧客は誰か”という質問、簡単なようで意外と難しい質問であったりします。
”買ってくれるなら誰でもいい”のか。おそらく、それでは誰の心にも引っかからないように思います。
起業時や自社が儲かっていないときほど、”買ってくれるなら誰でもいい”と思いがちですが、逆に、それでは負のスパイラルに陥ってしまうということになりそうです。
大企業ですら”誰でもいい”という見せ方・売り方はしていないことからも、”顧客は誰か”というイメージはしっかり持っておくべきもの、ということになります。
自社の知識・経験・実績・専門性は何か
かといって、”顧客は誰か”とただ考えてみてもとても漠然としています。
まずは「自社にはどのような知識・経験・実績・専門性があるか」から考えて、絞り込んでいったほうがアプローチしやすそうです。
自社の資源である「知識・経験・実績・専門性」と、それを欲する顧客との接点から考えていくことで、自社にとっても無理のないものになるともいえます。
目の前のお客様の悩みを掘り下げて知る
さらに絞り込み、差別化していくには、ただ漠然とお客様全体のことを考えるというよりも、逆説的にですが、目の前のお客様の考え方・性格・背景を踏まえ、
「目の前のお客様の悩み・課題を徹底的に掘り下げ、研究し、役に立つ方法を考える」
ほうが近道であるといえます。
そのことが結果的には、一定の同じ悩み・課題を持つ層の心へと引っかかり、自社にとっての”顧客とは誰か”が形として見えてくることになります。