毎年の恒例行事(2002年~)、ベートヴェンの交響曲第九番「合唱付き」を聴くようにしています。
例年コンサートホールに赴くのですが、昨年に引き続きコロナ禍ということで、家でYouTube鑑賞しました。
年末のベートヴェンの交響曲第九番「合唱付き」
2002年より、年末の恒例行事として、ベートヴェンの交響曲第九番「合唱付き」を聴くようにしています。
2002年は大学で兵庫県にいたので、神戸市で友人3人で聴きに行きました。
その翌年からは関東に引っ越ししていたため、NHKホールや東京オペラシティコンサートホールで聴きました。
九州に戻ってきてからは、佐賀市民文化会館や長崎ブリックホールで聴いています。
2014年には、市民第九に、実際に歌う側として出たのでした。
年末に「ベートヴェンの第九」を聴くようになった理由
昨年も書いたのですが、年末に「ベートヴェンの第九」を聴くようになった理由、もはや覚えていません、、、
中学生のときに、大林宣彦監督「ふたり」(1991年)をたまたまBSで観て、非常に心に残った経験があるのですが、そのなかのシーンに、年末の第九のシーンがあったため、そこがルーツであるような気もしています。
また、大学時代の市民第九にホルンで参加させて頂いていたことも非常に大きいです。
今年の「ベートヴェンの第九」
昨年は、”2002年から毎年連続でコンサート会場に赴いて聴く”という慣習は途絶えてしまい、「サントリー一万人の第九」を自宅でYouTubeでライブ鑑賞するという手段を取ったのでした。
今年も、昨年に引き続き、コンサート会場で聴くということはあきらめ、「サントリー一万人の第九」 を自宅でYouTubeでLIVE鑑賞することにしました。
昨年はリモートでの合唱参加という試み、前例にないことでかなり手探りで行われていたと思うのですが、今年はリモートでの合唱参加も馴染んできた感があります。
みんなで歓喜の歌を歌うということの喜びを感じることができましたし、自分自身も今年も聴くことができたことで色々なことを考え、振り返る機会を得ることができました。
1年ごとに、自分を振り返る
年末に「ベートヴェンの第九」を聴くというルーティンは、自分のなかで、”毎年必ず行う最も大事にしているイベント”です。
この”自分のなかで”は、結構重要なことだと感じています。
一般に、周囲と比較すると、落ち込みがちです。
知らず知らずのうちに、比べるその”周囲”が、自分よりもうまくいっている人ばかりになるので、無用に落ち込んでしまうのです。
一方、自分だけの毎年のルーティンを持つことによって、自分の過去と比較するということが自然とできるようになってきます。
その点で、世の中でなんとなく毎年あるイベントのなかで考えることとは、まったく異なることになります。
自分の過去との比較であれば、「昨年よりも成長できている。」「昨年に比べると見落としているところがある。」ということを自然と整理していくことができています。
毎年同じフレーズを聴きながらも、毎年異なることを考えながら聴いています。
昨年よりも成長できていること。昨年と比べて見落としていること。来年に向けてどうしていきたいか。
心のなかに、静かにそれらを植えることができている感じがしています。