相手への質問をもっとした方がよいか、控えた方がよいか、状況によっても異なってきます。
古宮昇著「はじめての傾聴術」(ナツメ社)を参考として。
目次
質問の量を増やしてもよいとき
軽めの話題のときは、質問の量を増やすことで、相手は話しやすくなります。
聞き手としても、質問することで相手へ興味を持っていることを伝えることができます。
より話しやすくするためには、話の流れに沿って、相手の話したことと関連すること・派生することを聞いていけるとよさそうです。
質問の量を控えた方がよいとき
深刻な話題のときは、質問の量は控えた方が、相手のためになります。
相手の深度に合わせ、それ以上は深入リするような質問はせず、相手のペースに合わせていくのがよさそうです。
質問する際にも、「なぜ」「どうして」といったワードは、相手からすると追い詰められたような気持ちになるので、表情や言い方には気をつけたいところです。
オープンクエスチョンとクローズクエスチョン
”質問を多くしてもよいとき・少なくした方がよいとき”が分かると、相手も話しやすさを感じてくれるようになる気がします。
また、質問にも、2種類あり、状況に応じて使い分けたいところです。
- オープンクエスチョン
:自由な発想で答える質問。新たな展開が生まれやすい。ただし、”なぜ・どうして”のような聞き方には十分な注意が必要。 - クローズドクエスチョン
:はい・いいえで答える質問。必要な情報を引き出したり、混乱した話を整理したりするときに有効。