「商品」に「物語」をセットする

商品に物語を加えるなど、仕組みを整えることで、ビジネスのコンテンツ化が可能になると考えられています。

神田昌典著「不変のマーケティング」(フォレスト出版)を参考として。

目次

キャラクタービジネスの共通の戦略

神田昌典著「不変のマーケティング」(フォレスト出版)によると、キャラクタービジネスといわれる分野(ポケモン、遊戯王、ミニ四駆など)を支える共通の戦略として、4つのポイントがあるといわれています。

  1. 物語を伝える媒体を発行し、大量に発信している
  2. 物語と商品を連動させる
  3. 商品には、「勝負」「収集」という要素が組み込まれている
  4. 勝負のためのイベント・コミュニティがある

物語をセットするためには、媒体が必要

「商品」に「物語」をセットすることで、共感してくれ、購入してくれるお客様が表れるといわれています。

重要なのは、その物語を伝える媒体を持っているかどうか、といわれています。

媒体について

媒体には、LP・ブログ・パンフレット・ニュースレター・小冊子など様々なものがあります。

また、自分そのものが発信しなくとも、自身がコンテンツホルダーなのであれば、マーケットホルダーである他社と組んで、そのマーケットホルダーに流通を任せるという方法も考えられます。

物語について

一般的な事業でいう「物語」とは、具体的には、「商品開発背景」が挙げられます。

「物語」は、以下のような構成であるほうが共感を得やすいといわれています。

  1. 開発しようと思ったきっかけ・使命感
  2. 小挫折
  3. 小成功
  4. 大きな挫折
  5. 予想外の大成功

商品には「勝負」と「収集」を組み込む

人間には、以下の2つの傾向があるといわれています。

  • 勝負に勝ちたい・負けると悔しいと思う傾向
  • 収集癖(集めたいという傾向)

資格の段位認定や、御朱印など、古来から様々な分野に、この「勝負」と「収集」という要素が組み込まれています。

イベント・コミュニティを作る

イベントやコミュニティなどで、ユーザーが集まる仕組みを作ることで、より一体感を高めることが可能になります。

ビジネスのコンテンツ(情報)化

上記のとおり、以下の順番で進めていくことで、商品の拡大を見据えることができます。

  1. 物語を発信する
  2. 物語を商品にセットする
  3. 商品に「勝負」「収集」という要素を加える
  4. ユーザーのコミュニティを作る

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