”ビジネスモデル”について考える

”ビジネスモデル”という言葉をよく聞くものの、具体的にどのようなものと考えればよいのか。

神田昌典著「不変のマーケティング」(フォレスト出版)を参考として。

目次

どのルートから、お客様が何名来ているかを把握する

自社の商品販売実績として、お客様が、どのようなルートから何名来ているか。

そのことを把握しておくことで、今後、自社がどのようなルートに力を入れればよいか・力を抜けばよいかが分かり、戦略も立てやすくなります。

ルート・媒体ごとのコストを把握する

ルート・媒体ごとに、どれくらいのコストがかかっているか。

そのことを把握しておくことで、ルートごとの売上とのコストパフォーマンスを把握することができ、同じく今後、自社がどのようなルートに力を入れればよいか・力を抜けばよいかが分かるため戦略も立てやすくなります。

ルート・媒体ごとのお客様定着率・流出率を把握する

ルート・媒体ごとに、どれくらいお客様は定着しているか・流出しているか。

そのことを把握しておくことで、ルートごとの売上とのコストパフォーマンスを把握することができ、同じく今後、自社がどのようなルートに力を入れればよいか・力を抜けばよいかが分かるため戦略も立てやすくなります。

お客様獲得コストはいくらか

お客様を獲得するためのコストはいくらか。

ルート・媒体などのアプローチを把握し、それごとの売上などを把握しておくことではじめて”お客様を獲得するためのコスト”を知ることができ、自社が今後どの点に力を入れていけばよいのか、撤退すればよいのかを把握することができます。

投資回収期間はどれくらいか

投資回収期間はどれくらいか。

投資した広告などのコストが、どれくらいの期間の売上・粗利を稼ぐことで回収することが可能かを把握しておくことで、同じく自社が今後どの点に力を入れていけばよいのか、撤退すればよいのかを把握することができます。

定期的に軌道修正しているか

事業には、時代の変化がつきものです。

変化に応じて事業そのものを定期的に軌道修正していけなければ生き残ることができません。

事業の段階が変わるごとに、お客様が入れ替わり、社員が入れ替わることになりますが、それはある意味必然ともいえ、常にお客様や社員は入れ替わると把握しておくことで、”望ましい入れ替え”が起こっているかをコントロールしておく必要があります。

フロント・バックの流れを知っておく

様々な事業において、フロント商品となるものやバックエンド商品となるものは存在します。

自社内の商品のそれぞれが、どのような役割を持った商品であるかを把握しておくことで、お客様の購入の心理やハードルに沿ったアピールや配置を組み立てることが可能になります。

仮にそれぞれの商品が安くともトータルでの客単価が他業界よりも高ければ、”高い”と見ることもできますし、そのことが他社に真似できないのであれば、差別化されていると見ることもできます。

複数の収入源をどう探すか

社内に1商品しかないという場合でも、探してみると、様々な潜在商品というものは転がっているものです。

1商品を提供するための”ノウハウ”そのものが商品になり得るという場合もあります。
(例:広告で反応率の高いイラスト、レターの様式など)

”自社だからこそのもの”を改めて探してみることで、それそのものが商品になる可能性があるということになります。

”合わせ技”を磨く

社内にある複数の商品を自在に組み合わせて配置しアピールすることで、たとえひとつひとつの存在価値は小さくとも、お客様が合わせて組み合わせて利用・購入することで、客単価にしてみると大きいものとなる場合があります。

この”合わせ技”を考える仕組みそのものがビジネスモデルといえます。

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