毎年の恒例行事(2002年~)、ベートヴェンの交響曲第九番「合唱付き」を聴くようにしています。
今年も、さが県民「第九」へ。
年末のベートヴェンの交響曲第九番「合唱付き」
2002年より、年末の恒例行事として、ベートヴェンの交響曲第九番「合唱付き」を聴くようにしています。
2002年は大学で兵庫県にいたので、神戸市で友人3人で聴きに行きました。
その翌年からは関東に引っ越ししていたため、NHKホールや東京オペラシティコンサートホールで聴きました。
九州に戻ってきてからは、佐賀市民文化会館や長崎ブリックホールで聴いています。
2014年には、市民第九に、実際に歌う側として出たのでした。
年末に「ベートヴェンの第九」を聴くようになった理由
年末に「ベートヴェンの第九」を聴くようになった理由、もはや覚えていません、、、
中学生のときに、大林宣彦監督「ふたり」(1991年)をたまたまBSで観て、非常に心に残った経験があるのですが、そのなかのシーンに、年末の第九のシーンがあったため、そこがルーツであるような気もしています。
また、大学時代の市民第九にホルンで参加させて頂いていたことも非常に大きいです。






今年の「ベートーヴェン交響曲第9番」
毎年恒例行事のベートヴェンの交響曲第九番「合唱付き」。
今年も、佐賀市文化会館で開催された「さが県民第9」へ行ってきました。

- 開催日:2025年12月14日(日)
- 場所::佐賀市文化会館
- 出演者:
- 指揮: 横島勝人
- ソリスト: ソプラノ斉藤真歩、メゾソプラノ郷家暁子、テノール近藤洋平、バリトン栗原峻希
今年の感想など
- 今年はなんとなく取った指定席が、ステージからわずか5列目という至近距離での体験となりました。
- 指揮者・横島勝人先生の凄み:全身を使って音楽を彫り出すような、情熱溢れる横島先生の指揮を間近で拝見できました。その一挙手一投足がオーケストラと合唱を一つに束ねていく様子は、まさに圧巻の一言です。毎年、横島先生の音楽に会いに行っている感じです。
- ソリストのリアルな息遣い:ソリストの方々の表情や、歌い出す直前の鋭い吸気までがダイレクトに聞こえてきました。プロの歌い手が放つエネルギーを肌で感じ、音楽の持つ生命力に改めて圧倒されました。
- 五感を揺さぶる臨場感:今年は特に歌声の波が物理的な質量を持って押し寄せてくる感覚は、前方の席ならでは。新鮮な感動を覚えました。
まとめ
2002年から欠かさず続けているこの「第九」鑑賞、気づけば23年目を迎えました。
大学時代にホルンで参加した経験や、2014年の合唱参加など、自分自身の音楽体験と重ね合わせながら聴くこの曲は、私にとって毎年を締めくくる大切な儀式・ルーティンです。
毎年のルーティンがあることにより、1年1年の自分を感じることができます。
去年の自分、5年前の自分、10年前の自分、20年前の自分。
気づけば遠くへ来たものだ、、
今年は5列目という至近距離で音楽に触れたことで、懸命な表現が積み重なった大きな「歓喜」を改めて教えられた気がします。
来年2026年は、第30回という大きな節目。
自分自身の過去の記事を振り返りながら、また来年もこの場所で新しい感動に出会えるよう、この一歩を大切に繋いでいきたいと思います。

