「相手のお困りごと」を起点に物事を考えるようにしています。
相手に届くようにするにはどうしたらいいか
自分の持ち合わせているものや技術でもって、相手に何か物事を伝えようとするとき、どうしても”自分発信”で組み立ててしまいます。
自分が何ができるのか。自分が何を伝えたいか。自分が相手にどうしたいと考えているか。
これは少し前まで、自分が考えていたことでした。
打合せにあたって、自分の話したいことをきっちり組み立てて臨んでいました。
しかし、そういうときほど相手に届かないもので、悩んで生み出して頑張った割には、成果が薄かったように思います。
「いかに話すか」ではなく「いかに聴くか」
自分のマインドを変えてみようときっかけは、独立するにあたって、様々な書籍やセミナーに触れつつ、いざ「自分のスタイル」を作ろうと思ったときでした。
目の前の相手の役に立とうと思ったときに、こちらがどう自分起点で様々なことを考え、組み立て、伝えようとしても、それが本当に相手にとっての「お困りごと」であるとは限りません。
必要なことは「いかに話すか」ではなく「いかに聴くか」が重要なのだと思わされました。
あくまで「相手のお困りごと」を起点にする
相手の言葉、表情、心境、状況に十分に耳を傾けて、”相手が何に困っているのか”をしっかりと理解するように努めることにしています。
言語化できているものもあれば、言語化できていないものもあります。
言語化できていないものがありそうであれば、様々な事例や例えを少しずつ投げかけながら、少しずつ言語化してもらう。
現状から理想、そして方向性。
すべて「相手のお困りごと」を起点にしています。
今でも打合せの順序はもちろん考えて臨んでいますが、それよりも、「相手のお困りごと」を探ることを優先にするようにしています。
そうすることでめぐりめぐって、相手の役に立つような実感が持てています。