話し合いしやすい場作りを考える

話す側にとっても、聞く側にとっても、無理なく話せる・聞ける状態にするためのポイントを押さえておきたいところです。

目次

誘い水トーク

大きなテーマの質問をすることで、相手はより先の目標を改めて見据えることができます。

先の目標が見えると、今やるべきことが明確になり、モチベーションを上げることもできます。

その効用、分かっていても、質問する側・される側にそれなりの負荷がかかることから、なんとなく避けてしまいがちになります。

質問する側にとっては”相手の戸惑いを招いてしまい会話がうまく進まないかも・沈黙が続いてしまうかも”といった負荷、質問される側にとっても”急に聞かれてもどう考えてよいか分からない”などの負荷です。

その負荷を軽減できれば、答えやすくなります。

その軽減の工夫としての「誘い水トーク」が考えられます。

質問の前に”誘い水”のような、相手にとって答えやすくなるような言葉を添えるというものです。

そのような前置きをすることで、①考える目安・レベル感を与えることができますし、②考える時間を与えることもできますし、③大きな質問には立派な回答をしなければいけないのではという思い込みを解除することができます。

  • 自分自身の事例(相手の前に自分、自分の考えを伝える、パーソナリティが伝わる)
  • 他人の事例
  • 有名人の事例

振り幅を持たせることで、相手も自由な発想を持ちながら自由に発言することができ、会話が滑らかになると考えられます。

前置きトーク

質問の前に「前置き」をすることで、会話を円滑にすることができます。

前置きする意味・効果については、以下のようなことが考えられます。

  • 事前期待のマネジメント
  • 心構えをつくる
  • 効果を最大化する

事前期待のマネジメント

例えば、こちら側の想定以上の期待を抱かせてしまうと、業務範囲と金額とが見合わなくなるといったことも考えられます。あらかじめ業務範囲を伝えておくことで、後日の誤解を防ぐことができます。

心構えをつくる

相手にとって耳の痛い話をそのまま伝えるのではなく、以下を前置きすることで円滑に進めることができると考えられます。

  • 想定される痛み
  • 意図・理由
  • なぜそれを言うか
  • 提案することに許可を得る

効果を最大化する

ただ「内容」だけを伝えるのではなく「得られる成果」「実績」などを付加することで、価値が伝わるようになります。

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