アイデアが出やすい”場づくり”は、努力次第

”会議”とひと言で言っても、アイデアが出やすい会議とアイデアが出にくい会議とがありますが、アイデアが出やすい場になるかは、開く側の努力次第、というところもあります。

和仁達也「コンサルタントの教科書」(かんき出版)を参考にしつつ、キャッシュフローコーチとして考えたこと。

目次

経営にはアイデアが不可欠

事業をよりよくしていくためには、「行動」が欠かせません。

「行動」の質量に変化をつけていくことにより、経営にも変化が生まれてきます。

そして、「行動」の源になるものは、「意思」であり「アイデア」です。

行動の前提には、このように行動しようと思う「意思」がありますし、このように行動しようと思う「きっかけ」や「アイデア」が存在しています。

そのため、経営をよくしていこうと思うと、どれだけ「アイデア」を出せたか、が重要になってきます。

もしかしたら、多くのアイデアが出ても、実際に行動に移せるものというのは、限定的かもしれません。

そうであったとしても、アイデアの手数を打っていくことではじめて、行動の基礎・きっかけを作ることができます。

アイデアを出し続けることで、それが行動へと繋がり、やがては事業のよりよい変化へと繋がっていきます。

アイデアが出やすい会議にできるかは、努力次第

会議には、「アイデアの出やすい会議」と「アイデアの出にくい会議」とがあります。

それは、一対一でもそうですし、一対他(社内会議)でもいえます。

”アイデア→行動→変化→改善”というサイクルを考えてみたときに、有意義だといえるのは、やはり「アイデアが出やすい会議」だと思います。

「アイデアの出やすい会議」と「アイデアの出にくい会議」 の差は、自然と無意識に出るものかというと、そうともいえません。

もちろん、そもそも参加者側にアイデアを出そうという意図も必要ですが、それだけではうまくいかない場合がほとんどです。

つまり、会議を行う側にもできる努力の余地がある、ということになります。

余地があるのであれば、ぜひ行っておきたいところです。

アイデアが出にくいのはなぜか?を考える

そもそも「アイデアの出にくい会議」とは何か、を整理したいところです。

アイデアの出にくい会議
  1. 発言しても否定的な反応が返ってくる、と感じられる
  2. 間違えた答えをしてしまい、怒られるのではないか、と感じられる
  3. 間違えた答えをしてしまい、笑われるのではないか、と感じられる
  4. 余計なことを言ってしまうのではないか、と感じられる
  5. 自分の発言は的外れなのではないか、という不安がある
  6. 自分のアイデアはレベルが低いと思われるのではないか、という不安がある

これらは、”感じられる”や”不安”という言葉のとおり、その場の空気や雰囲気のことを指しています。

つまり、その会議の空気や雰囲気がそのように感じられると、参加者はその空気を読み、発言が出なくなってしまう、ということになります。

できる努力を考えてみる

前述の「アイデアの出にくい会議」の要素を、ひとつひとつ取り払う努力をすることによって、発言がしやすくなってくるということがいえます。

「安心・安全・ポジティブ」が感じられる表情・態度

コミュニケーションには、言葉を交わしているときの「言語コミュニケーション」と、言葉を交わしていないときの「非言語コミュニケーション」とがあります。

多人数の会議になればなるほど、参加者同士で言葉を交わしている時間よりも、言葉を交わしていない時間のほうが多かったりします。

つまり、多人数の会議になればなるほど、 「言語コミュニケーション」 よりも「 非言語コミュニケーション」の比重が高くなってくるものです。

言葉を発しているときは「安心・安全・ポジティブ」と感じられても、言葉を発していないときにはそれを感じられないとしたら、その影響は大きいものとなります。

例えば、聞いている相手の表情・態度がしかめっつらであったり無表情であったりするよりも、表情豊かに身を乗り出しながら聞いてくれる方が、話しやすいものです。

実際にどんな顔をしているかを知る

どのような努力ができるかで考えてみると、今はオンライン(Zoomなど)で話す機会も多いですが、オンライン会議の場合、自分の表情も映ります。

自分が話しているときどんな表情をしているか、自分が聞いているときどんな表情をしているか、チェックすることが可能です。

そのような点に意識してみるだけで、自分が会議のときにどのような表情をしていくことによって、より「安心・安全・ポジティブ」な場作りができるかの努力をしていくことが可能となります。

肯定的な言葉を使う

自分が発言することで否定的な言葉が返ってくると感じられると、発言しづらくなってしまいます。

できれば、発言を聞く側になったときには、「肯定的な言葉」で反応したいところです。

様々な発言に対しても、できるだけプラスの側面を取り上げて言葉を返すことにより、自由に話しやすい空気にしていく努力をすることができます。

まずは自分に対して

他人の発言に対して否定的な言葉を返しがちな人の場合、それが無意識である場合もあります。

そのような人の場合、自分自身のなかの自問自答でも、否定的な言葉で自分自身に返している場合が多いものです。

普段の自問自答のときに、否定語(「でも」「しかし」「無理だ」「~しなければいけない」)で考えるのではなく、肯定語(「いいな」「やってみよう」「~したい」「~してみよう」)での自問自答に変えるだけでも、いざ他人との対話において、自然な形で、肯定的な反応をすることができるようになります。

恥をかかせない

発言しようとする場合、”恥をかくかも、、、”と感じると、途端に発言しにくくなってしまいます。

間違ったこと・的はずれなことを言って、笑われるかもしれない・怒られるかもしれない・レベルが低いと思われるかもしれない、と思わせないことも重要です。

例えば、静まりがちな会議のなかで、勇気を持ってまず発言してくれた人がいたとして、その発言を笑ったり怒ったりしてしまうと、後に誰も続かなくなってしまいます。

段階を経る(確実にアイデアを収集するために)

和仁達也「コンサルタントの教科書」(かんき出版) でとても参考になったことがあります。

多人数の会議のときに、確実にアイデアを出してもらうために、以下のような段階を経る、というものです。

STEP
まずは、それぞれ自分ひとりで考えてもらう
STEP
次に、2人1組など、少数グループで共有してもらう
STEP
全員の前で、各グループごとに、出たアイデアを発表してもらう

大人数の前で、いきなり個人の考えというものはそもそも発言しにくいものです。

まずは少数グループで共有することで、他人に言ってもおかしくない考えなのだ、という自信をつけてもらうことができます。



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