いままで分からなかった問題点が見つかったとき、思わぬ解決策が見つかったときなど、思考に変化があるときにはそれを感じ取ることができるようにしておきたいところです。
和仁達也著「プロの思考整理術」(かんき出版)を参考にして。
思考整理4ステップ
話の着地点が見えなくなってしまうことを防ぐためにも、一定の方向性を示す意味でも、
「○○を○○するには」などといったタイトルを最初に決めておく必要があります。
できるだけ具体的に、情景や心情が解像度高く見える状態まで掘り下げたいところです。
「心情」も言語化し、「状況」も言語化していきます。
現状の制約もいったん取っ払い、理想の状態がどういう状態なのかをイメージしたいところです。
現状が100点満点中何点か、そもそも100点満点とは何かを掘り下げていくと取っ掛かりが出てきそうです。
- 環境
- 能力・資格
- 行動
順番通りにはいかない
上記には、ステップ1~4とありますが、実際には、順番通りにいくということは少なく、行きつ戻りつすることが一般的です。
特に、最初はなんとなく課題だと思っていたことが、整理していくうちに、それよりも本当に課題だと思えることが言語化されて見つかり、タイトルすらも変わるケースもよくあります。
現状と理想とを行き来することもありますし、理想と条件などとを行き来することもあります。
あまり順番などの型にはまらず相手のよりよい発想を優先したいところです。
発見したときの変化を読み取る
言葉以外でも、相手からメッセージを読み取ることができます。
表情
「本当の課題」、「しっくり来る解決策」などが見つかったときなど、以下のような表情となって表れがちです。
- 目を見開く
- 笑い出す
- 表情が曇る
- 顔をしかめる
アイデアの湧き上がりや、相手の”引っかかり”を示しているため、可能な限りすくい取って言語化をサポートしたいところです。
声
「本当の課題」、「しっくり来る解決策」などが見つかったときなど、以下のような声となって表れがちです。
- 声のトーンが上がる
- 声が大きくなる
- 声が弾む
間
会話の流れのペースが突如止まり、「間」が生まれることがあります。
その「間」も重要で、特に表情を見て目を見開いたり、何かを考え込んでいるような場合には、何かを思いついたシグナルであったりします。
そのような場合も、アイデアの湧き上がりや、相手の”引っかかり”を示しているため、可能な限りすくい取って言語化をサポートしたいところです。