相手にとって見えていない”盲点”が見えるようになるには、相手方としてどのようなサポートが可能かと考えると、”着眼点”の提供が考えられます。
和仁達也著「プロの思考整理術」(かんき出版)を参考にして。
目次
着眼点を提供するメリット
人が判断するときに不安なのは、”盲点があるのではないか”という点です。
自分では色々と調べてみたのだけれど、とはいえ、何か見落としがあるのではないか、盲点があるのではないか。
そのようなときに、視野を広げることでふと見えていない盲点が見えるようになることは、安心へと繋がっていきます。
その視野を広げるツールとして、第三者から提供できるものとして「着眼点」があります。
着眼点というメガネを提供することで、相手の役に立つことができることはひとつの価値でもあるかと思います。
着眼点7種類
和仁達也著「プロの思考整理術」(かんき出版)で、着眼点として紹介されている7つです。
- 価値の見える化
- 極端に振り切る
- 抽象度と具体度のレバー
- 数値化
- マーケティングのトゲ
- 投資回収
- 情報量の不一致
1)価値の見える化
ケース
自分・自社の価値に気づいていない場合
着眼点
- 自分・自社の強みは何か?
- どのようなことが得意か?
- 過去に他人から感謝されたことはどのようなことか?
- 今まで褒められたことは何?
ポイント
自分・自社では”普通”と思っていても、他者から見ると、輝きあるものに映っていることがあります。
自分・自社にとっては”ただの石”でも、他者から見ると宝石であったりするものです。
上記の着眼点で原石が見つかったなら、より深掘りしていくことで輪郭を明確にし、”価値”として見える化していくというものです。