モヤモヤした頭を整理する4ステップについて。
和仁達也著「プロの思考整理術」(かんき出版)を参考にして。
思考整理4ステップ
話の着地点が見えなくなってしまうことを防ぐためにも、一定の方向性を示す意味でも、
「○○を○○するには」などといったタイトルを最初に決めておく必要があります。
できるだけ具体的に、情景や心情が解像度高く見える状態まで掘り下げたいところです。
「心情」も言語化し、「状況」も言語化していきます。
現状の制約もいったん取っ払い、理想の状態がどういう状態なのかをイメージしたいところです。
現状が100点満点中何点か、そもそも100点満点とは何かを掘り下げていくと取っ掛かりが出てきそうです。
- 環境
- 能力・資格
- 行動
タイトルを決める
なぜタイトルを決めるのか?
タイトルを決めずに話し合い出すと、収拾がつかなくなるということがよくあります。
結果、散らかっただけで終わってしまう、、というような。
そのため、①ベクトルを定める、②迷ったときに戻るべき場所を定める、といったことを目的とし、タイトルを決めてから話し合ったほうがよいと考えられます。
どのようにタイトルを決めるのか?
「○○を○○するには?」
といったタイトルにすることで、ベクトルを持ったタイトルにすることが可能になります。
あくまで相手が決めること
聞く側で設定すると、相手は苦痛なものです。
相手の頭の整理をするのであれば、相手に決めてもらわなければ意味がありません。
「今、一番気がかりなことは何ですか?」
「今ある課題はどのようなことですか?」
などといった問いかけにより、相手に決めてもらうとスムーズといえそうです。
途中で変わることもよくある
最初から自分が何に困っているかが明確に言語化できていれば解決も早いのですが、実際には混沌としていることも多く、自分が本当は何に困っているのかすら明確でない場合があります。
あくまで最初のタイトルは仮置きであって、話していくうちに本当の課題が何なのかが明確になり、話の途中でタイトルが変わることもよくあります。
「なぜそれが課題なのですか?」
話の途中で最初のタイトルが本当かどうか分からなくなった場合には、上記のような問いかけをしてみるとよさそうです。