方向性を考えるときに押さえておきたい財務分析指標

融資審査において有利になる財務分析指標・事業がよりよくなる財務分析指標を押さえておきたいところです。

松波竜太編著・監修、資金調達相談士協会著「中小企業の財務改善ノウハウ」(第一法規)を参考にして。

目次

どのような方向性であれば融資審査で有利になるのか

事業がどのような方向性で進んでいけば、融資審査が有利になっていくのか。

知っておくことで円滑な資金調達をすることになりますし、そもそも融資審査が有利になるということは手元資金が増えるような方向性であることを示してもいますので、ひいてが自身の事業をより豊かにしていくことができるともいえます。

財務分析指標

自己資本比率純資産÷総資産・自己資本の厚みを示すもの
・まずは債務超過を避ける
・目標:30%
現預金比率
現預金月商比率
現預金÷流動負債
現預金÷月商
・100%=流動負債をすぐにでも支払うことができる状態
・月商の何ヶ月分の現預金を持っているか
(まずは1ヶ月分、目標:3ヶ月分)
債務償還年数有利子負債÷CF・何年分の債務を抱えているか
・まずはマイナス(=赤字状態)を避ける
・目標:10年以内
※15年を超えると要管理先とされる可能性あり
回転率
回転期間
売上高÷資産
資産÷月商
・資産の効率性を示す
・前期より悪化させないことが重要

参考になる経営指標

  • 中小企業庁「中小企業実態基本調査」中小企業白書
  • 日本政策金融公庫「日本政策金融公庫の小企業の経営指標調査」
  • TKC「TKC経営指標」

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