「GoogleWorkspace×Gemini」活用!当社が”今”使っている活用法10選

GoogleWorkspaceにGeminiが統合され、GoogleWorkspaceユーザーがより身近にビジネスシーンでGeminiを使うことができるようになりました。

Gemini for Google Workspace導入から2025年2月時点の”今”、実際に日常的に使っている10の活用法をご紹介してみます。

目次

Gemini for GWS(アドオン)から、GeminiがGWS標準装備へ

2025年1月15日、Googleは、GeminiをGoogle Workspaceに統合することを発表しました。

これにより、従来アドオンとして提供されていた「Gemini for GoogleWorkspace」が、GWS各種プランへ標準装備されることになりました。

利用可能なAI機能(主なもの)

  • Gemini アプリ
  • Gemini in Googleドキュメント
  • Gemini in Googleスプレッドシート
  • Gemini in Gmail
  • Gemini in Google Meet
  • NotebookLM

Geminiで仕事が変わった!”今”使っている10の活用法

GoogleDrive × Gemini

1)PDFやスライドから必要な情報を抽出

GoogleDrive内のPDFやスライドから、必要な情報をGeminiが抽出してくれます。

GoogleDrive上でサイドパネルを開き、対象ファイルをドラッグ&ドロップすることで利用することができます。
あるいは、@入力でファイルを指定することもできます。

また、ファイルを右クリックして、「このファイルを要約」からGeminiサイドパネルを立ち上げることができます。

  • 領収書・レシート・請求書のPDFから、日付・相手先・金額を抽出
  • 領収書・レシート・請求書のPDFから、勘定科目や仕訳の例を考えてもらう
  • 研修資料から知りたい情報を抽出
  • Googleスライドから必要な情報を抽出

2)あいまい検索

GoogleDriveの検索機能はもともと優秀なので、検索したいものが明確であればそのまま検索機能を使ったほうが効率的です。

一方で、”なんとなく曖昧なニュアンスで検索したい”場合には、GoogleDrive上でサイドパネルを開くことで、Geminiを立ち上げることができ、曖昧な文章から必要な情報やファイルを検索することができます。

例えば、GoogleDriveフォルダをRAGとして、研修資料などのナレッジから業務上の必要な知識や情報を検索したりまとめたりすることが可能になります。

  • ”◯◯社のこれまでの決算書を探して”・”◯◯社との契約書を探して”などの曖昧なワードでファイルを探す
  • ◯◯についてまとめてもらい、その引用元のファイルも示してもらう

Googleスプレッドシート × Gemini

3)関数の自動生成

”こんなことできないかな?”という関数を聞いてみると、関数を調べたり組んでくれたりします。採用する場合は、ワンクリックで挿入することができます。

  • A1からA10の平均値を計算する関数をA11に入れたい、と相談する
  • B1が8000000円以下であれば26%を乗ずる、8000000円超であれば35%を乗ずることを計算する関数を教えてもらう

4)テーブル作成の補助

データを自動でテーブルに整理し、見やすくフォーマットしてくれます。

  • 入出金管理表の作成を効率化
  • リストを見やすくソートをしやすく整理
  • 取引先ごとの支払いスケジュールが管理できるようテーブル作成

5)データ分析 & グラフ作成

スプレッドシートのデータをもとに、Geminiが傾向を分析し、最適なグラフを提案してくれます。

  • 経費の使用傾向を可視化し、分析してもらう
  • 月別の売上推移を自動でグラフ化し、スプレッドシートにワンタッチで挿入

Googleドキュメント × Gemini

6)表や画像の挿入

文書内に表を挿入したい場合、すぐに作成してくれます。

  • 2×5の表をすぐに作成してくれ、ワンタッチで挿入
  • 表を含む経費申請フォーマットの作成、ワンタッチで挿入
  • 画像を作成してくれ、ワンタッチで挿入

7)文章の要約、加工、リライト

ドキュメント内の文章を、Gemini が読みやすく整えてくれます。

  • 長文テキストをコピーし、主要な部分を太字にしてもらう
  • 長文テキストの文言を分かりやすく要約してもらう

8)リサーチしながら文章作成

Geminiがサイドパネルでリアルタイムで情報検索してくれ、文章を作成してくれます。

  • 検索した情報をサイドパネルで検索してまとめてもらい、ワンタッチで挿入
  • 補助金申請に関する最新情報を検索してもらい、ワンタッチで資料に挿入

Gmail × Gemini

9)対応が必要なメールをピックアップ

Gemini が全メールの内容を解析し、「返信が必要」「対応が必要」「期限がある」「添付ファイルが含まれている」などの情報をメールから自動でリストアップしてくれます。

  • 今月のメールで、対応が必要な事項をピックアップしてまとめてもらう

10)添付ファイルのピックアップ

Gmailに届いたメールの添付ファイル(PDF・スプレッドシートなど)を自動で抽出し、リスト化できます。

  • 今月のメールで、添付ファイルがあるメールをピックアップしてもらう
  • 今月のメール添付の請求書から、日付・相手先・金額を表形式でまとめてもらう

まとめ

GoogleWorkspace×Geminiの活用により、経理業務をはじめとする日々の業務がかなり効率化できます。

関数利用、情報抽出、あいまい検索、情報整理、データ分析、文書作成が劇的に楽になります。

利用に関しては、公式ウェブサイトの解説がとても参考になります。
自身の業務ドメイン知識と掛け合わせることで、活用アイデアが広がります。

これは不思議なことに、最初は驚くものの、日常使っていくとさも当たり前のように馴染んでいくので不思議です(慣れは怖い、、)。

以下は、今後できるようになってくれるといいな、と思っていることです。

  • スライドへのGemini活用、日本語版ではまだのようなので、早く活用してみたいなと思っているところです。
  • 現状では、写真などの画像ファイルからの情報抽出などができないため、できるようになって欲しいところです。

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