口調に惑わされずに相手を理解する

例えば相手が怒っている場合、口調やその場の緊張感に惑わされてしまうと、自分が相手に伝えたいことも伝わらなくなってしまいます。

古宮昇著「はじめての傾聴術」(ナツメ社)を参考として。

目次

怒りの下にある感情

相手が怒っている場合。

そのときの相手の口調やその場の緊張感に惑わされてしまいがちで、どのように対処していいか分からなくなることもあります。

人間の「怒り」の下には、どのような感情があるのか。

古宮昇著「はじめての傾聴術」(ナツメ社)の説明で腑に落ちたのですが、

「怒り」=「自分が大切にされていないという怖れ」

ということです。

なので、否定・批判されると余計にその怖れが強くなる、という傾向があるというものです。

”なだめる”は自分都合

相手が怒っている場合、まずはなだめることを考えがちです。

しかし、相手をなだめて自分と同じ冷静度に持ってこようと思うこと自体が自分都合になってしまっており、相手の”自分が大切にされていないという怖れ”に逆行してしまうことになるということ。

相手がイライラしていては話にならない。大人なのだからもう少し感情を抑えればいいのに。

これらは、相手からすると、否定・批判されたような気持ちになってしまいます。

相手をないがしろにしていないこと伝える

怒りは、”自分を大切にして欲しい”の裏返しだと考えると、どのように対処すべきか。

相手の”自分が大切にされていない”という不安に寄り添い、自分は相手をないがしろにしていない・大切に思っている、と相手に感じてもらえるような接し方をすることなのだろうと思います。

ただもしも、そもそも自分が相手を大切に思っていないのであれば、そもそも関係の継続というものは難しいのかもしれません。

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