”知ってもらってから愛用してもらうまでの流れ”を整える③

顧客の視点・立場に立ち、顧客が経験する順番を追っていくことで、自社が何を整えるべきかが見えてきます。

佐藤義典著「実践マーケティング戦略」(日本能率協会マネジメントセンター)を参考として。

目次

大きな流れを整える

自社のことを、顧客の立場に立ち、顧客の視点から経験するようにしてみることで、自社のどこに問題があるのか、どこで止まっているのかを知ることができます。

このように、顧客の立場に立って、”大きな流れ”を整えていくことで、自社の改善へとつなげることができます。

マインドフロー

佐藤義典著「実践マーケティング戦略」(日本能率協会マネジメントセンター)では、この”大きな流れ”を、マインドフローと呼んでいます。

STEP
そもそも自社の「存在」を知らない

自社の取るべき行動
→自社の存在を知ってもらうには?

STEP
「存在」は知っているが、「興味」を持っていない

自社の取るべき行動
→興味を持ってもらうには?

STEP
「興味」は持っているが、問合せなどの「行動」はしていない

自社の取るべき行動
→問合せなどの行動を起こしてもらうには?

STEP
「行動」はするが、「比較検討」はしていない

自社の取るべき行動
→自社を選んでもらうには?

STEP
「比較検討」するが、「購入」には至らない

自社の取るべき行動
→ひとまず購入するという決断をしてもらうには?

STEP
「購入」するが、「使用」しない

自社の取るべき行動
→購入後、実際に使っていただくには?

STEP
「使用」するが、「愛着」しリピートするには至らない

自社の取るべき行動
→愛着を持ってもらうには?リピートしてもらうには?

STEP
「愛着」し、リピートしたり、周囲に勧めたりする

まとめると、以下のようなステップになっています。

マインドフロー
  1. 認知
  2. 興味
  3. 行動
  4. 比較
  5. 購買
  6. 利用
  7. 愛情

「②興味」において、自社のすべきこと

顧客に”自分ごと”として捉えてもらうには、”興味を持ってもらえるかどうか”が重要になってきます。

人は、興味のないものに関しては、無視するか・忘れるかだからです。

ターゲットとなる顧客層に興味を持ってもらえるか、といった観点で考えてみたいところです。

「③行動」において、自社のすべきこと

興味が持続することにより、調べたり問い合わせたりといった行動につながっていきます。

顧客に目の触れる広告物(資料、チラシ、HPなど)に問合せ手段(問合せフォーム、電話番号)が記載されているかどうか、その問合せ方法がシンプルで明確なものであるかどうか(面倒ではないかどうか)を考えてみたいところです。

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