売上を増やすための5つの要素①

”売上を増やそう”と思っても漠然としていますが、要素ごとに見ていくと、具体的なアイデアが浮かんでくるものです。

佐藤義典著「実践マーケティング戦略」(日本能率協会マネジメントセンター)を参考として。

目次

売上はお金の流れの源流

売上は、事業のすべてのお金の流れの源流ともいえます。

まずは売上という源流があり、そこから経費・税金・借入返済などの要素が差し引かれ、利益が残るかどうかという話になります。

そのため、そもそも売上という源流の量が少なければ、経費の工夫・税金の工夫・借入返済の工夫などの打ち手も効果は薄いものになります。

よって、手残りの利益を増やすためには、まず第一に、”売上という源流をどのように大きくできるか”を検討することになります。

漠然と”売上増やそう”の弊害

売上は事業のお金の流れの源流でもあり、数字上、大きな割合を占めています。

漠然と”売上増やそう!”と思っても、何から手をつけてよいか分からず、漠然としているがゆえに悩んでしまいがちです。

また、売上だけを追い求めた結果、大幅値引きなどに走ってしまい、肝心の利益が出ないということにもなってしまいます。

売上を増やすための5つの要素

売上を増やすための5つの要素として、佐藤義典著「実践マーケティング戦略」(日本能率協会マネジメントセンター)での分類は以下のとおりです。

売上5原則
  1. 新規顧客の増加(数量)
  2. 流出顧客の減少(数量)
  3. 購買頻度の増加(リピート)
  4. 買上点数の増大(単価)
  5. 商品単価の向上(単価)

品質改善施策やブランド広告など、上記との結びつきが間接的・微妙な費用投下については、あくまで、それらについては、5要素への効果などを勘案し、「費用対効果」を十分に検討したうえで、施策すべきということになります。

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