対象とする顧客層を絞る①

漠然と万人向けと考えていると、かえって誰からも支持されないということがよくあります。

佐藤義典著「実践マーケティング戦略」(日本能率協会マネジメントセンター)を参考として。

目次

万人向けのものは中途半端になりやすい

誰に向けて売っているか分からないものは、誰の目にも止まりにくいという特徴があります。

”誰でもいいから買って欲しい”という姿勢は、買い手からすると投げやりでこだわりのないもののように映ることがあります。

”万人向け”のものよりも、”あなたに”のものの方が、人は関心を払います。

絞る

上記のとおり、究極のところ、絞らずにすべてを捨てるか、絞って一部を捨てるか、の2択である以上、”絞る”という選択肢のみが残ることになります。

つまり、「顧客を絞る」という考え方が必要になります。

顧客を絞るにも、様々な絞り方があります。

どのように層を分けるか

絞るにあたって、どのような層に切り分けていくべきか。

人口統計的

人口統計的な切り分け方が考えられます。

  • 居住地域
  • 性別
  • 年齢
  • 職業

ライフスタイル

ライフスタイルで切り分けるというアプローチもあります。

  • 流行の先端を追う層
  • 流行を後追いする層
  • 流行に逆行する層
  • 流行に無頓着な層
  • マイペース層

流行への乗り方

流行への乗り方で切り分けることもできます。

  • リスクを取っても最先端を買おうとする層
  • 最先端層を見ながら、早めに流行に乗って買おうとする層
  • 流行になってから買う層
  • 流行から少し遅れて買う層
  • 最後の最後に買う層
  • 買わない層



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