”価値”は顧客の頭のなかで決まる①

価値があるということは、相手(顧客)に伝わってはじめて意味をなします。

佐藤義典著「実践マーケティング戦略」(日本能率協会マネジメントセンター)を参考として。

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伝わってはじめて”価値”が意味を持つ

自社ではその商品に”価値である”と思っていても、それを相手である顧客に伝えようとしなければ、顧客にとってそもそも意味のあることなのか、どのような意味のあることなのか、どれくらい意味のあることなのか、それが自分にとって価値なのか、といったことが伝わることはないものです。

その商品の情報を知ることではじめて、顧客はその意味を感じることができ、自身にとって価値のあることなのだと認識することができます。

例えば、もしも、その商品の情報として”低価格”というものをウリにした場合、顧客のなかには、低価格であるこに意味を見出し、そこに価値を感じ、購入することになります。

逆に、それが低価格でなくなったときには、顧客にとって、その商品の”価値”がなくなったように感じ、離れるということも生じえます。

顧客のことを理解する

商品の情報として何を顧客に伝えるべきなのか。いわゆる「売り文句」というものがあります。

これは、相手に意味を知ってもらい、価値を感じてもらえるものでなければなりません。

つまり、顧客の心情を知ろうとする必要があります。

  • お客様は何を欲しいと思っているのか?
  • お客様は何に困っているのか?
  • お客様は何と言って欲しいと思っているのか?
  • お客様はどのような気持ちでいるのか?

売り文句(価値を伝える言葉)の2要素

佐藤義典著「実践マーケティング戦略」(日本能率協会マネジメントセンター)では、売り文句には2つの要素が必要であるとしています。

  1. 戦略的であること
  2. 印象的であること
戦略的であること
印象的であること
  • 論理的であること
  • 分析的であること
  • 積み上げるものであること
  • 意味あるものであると思ってもらえること
  • 面白いものであること
  • インパクトのあること
  • 感覚的であること
  • 注意を引くものであること

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