用途を提案する、行動への障害を取り除く

自社商品に興味を持ってもらいたい場合、用途を提案するのもひとつです。
また、興味を持ってもらった後にして欲しい行動を明確に示しておいたほうがよいといえます。

佐藤義典著「マーケティング戦略 実行チェック99」(日本能率協会マネジメントセンター)を参考にして。

目次

知ってもらってから愛用してもらうまでの流れ

自社商品を”知ってもらってから愛用してもらうまでの流れ”としては、お客様の考える順番に沿い、以下のようなハードルを乗り越えていく必要があります。

佐藤義典著「マーケティング戦略 実行チェック99」(日本能率協会マネジメントセンター)の「マインドフロー」より筆者加工

用途を提案する(②興味)

商品そのものの特徴・メリットを語りかけても、ターゲットにとっては”自分ごと”にはなりにくく、問合せや契約まで結びつかない場合が多いものです。

ここで、商品の機能の紹介ではなく、”用途の提案”をすることにより、”その機能によって具体的に自分の生活がどのようによくなるのか”がターゲットにとってイメージがしやすくなり、問合せや契約へと結びつく可能性が上がると考えられます。

しかしながら、”用途の提案”というのは意外と難しいものです。人の行動はまちまちで、用途もまちまちだからです。

難しく感じるとしたら、ターゲットの具体像が固まっていない可能性があります。

ターゲットの具体的なイメージを持てていたなら、ターゲットの生活や心情を具体的にイメージすることで、用途の提案をすることができます。

興味を持ってもらった後にしてもらいたい行動を明示する(③行動)

お客様が、その商品を知り、興味を持ったとしても、その後にどのように行動すればよいかが分からなければ、なかなかその先へと進んでくれません。

問合せのために、電話をして欲しいのか?、ウェブサイトに来て欲しいのか?など。

そのため、これらは明確に・具体的に示す必要があります。

問合せの”障害”を取り除く(③行動)

問合せをしたくとも、タイミングを感じなければなんとなく流れてしまったりします。また、問合せするための注文フォームが複雑であったり、飲食店チラシに地図がなかったりすると、そこで消費者が諦めてしまったりすることもあります。

これら問合せの”障害”を取り除くには、どのようにすればよいのか。

タイミングを喚起する

  • 特典がある
  • 早く問題が解決できる
  • 知りたいことが分かる

これらの動機づけがあると、今行動するメリットを提示でき、消費者の行動へと繋げていくことができます。

トゲを取る(障害を取り除く)

注文フォームが複雑、URLが長い、店舗チラシなのに地図がないなど、消費者が興味を持った後に行動するための”障害”を見つけてはそれを取り除いていくという行為が必要になります。

消費者が行動するうえでの”不便・面倒”をできるだけ取り除くことで、消費者の行動へのハードルが低くなります。



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