価値の持ち方・伝え方に一貫性があることで、消費者から信頼を得られやすくなります。
佐藤義典著「マーケティング戦略 実行チェック99」(日本能率協会マネジメントセンター)を参考にして。
目次
ブレずに伝える
言っていることとやっていることが違っていたりすると、消費者からの信頼を得て、購入してもらったり、愛用してもらったりすることができないものです。
また、消費者に対してだけでなく、社員にとっても、どのような方向に向かって走っていってよいか分からなくなってしまいます。
さらに、ヒト・モノ・カネの投下がバラつくことで、競合よりも目立つことができず、ムダも多くなります。
何が軸であるのか
では、何を軸に考えていくべきなのか。
「どのようなお客様に、どのような価値を提供するのか」
が軸になると考えられます。
一貫性をチェックする
「どのようなお客様に、どのような価値を提供するのか」の一貫性について、より具体的にチェックするとすると、以下のような視点が必要と考えられます。
- 自社のターゲットが必要とする(欲する)価値を提供しているかどうか
- 自社のターゲットの頭の中に選択肢として浮かんでくる競合を的確に把握できているかどうか
- 差別化は、自社の競合に対してのものとなっているかどうか
- 差別化ポイントは、自社の独自資源に支えられているかどうか
- ターゲットが評価するポイントで差別化できているかどうか