自身の頭が多くの情報で混乱しているときは、アウトプットすることで整理されます。
今井孝著「起業1年目の教科書」(かんき出版)を参考として。
混乱は変容進化の前触れ
事業で、特に新しいことを始めようとすると、頭が混乱するものです。
しかし、ある意味、”混乱”とは、必要な情報を必死で集めているからこそ起きていることであり、必ずしも悪い状態であるともいえないものです。
いったん外に出すと客観的になることができる
”混乱”を解消し、考えをまとめるもっともよい近道は、いったん”アウトプット”することであるといえます。
自分が考えていていることを、紙に書き出したり、言葉にしたりしていくことでいったん形にすると、客観的に見ることができます。
いったん客観的になることで、自分が求めていた答えを出すことができるようになります。
「失敗→改善」は、ありきで考えてよい
失敗もなく、最初からすべてがうまくいくといったことはないものです。
誰しも失敗し、そのたびに改善していくことで、社会に受け入れられる形へと昇華させていくことが可能になるものです。
そう考えると、失敗も怖くなくなるものです。
失敗は”改善の機会”であり、「失敗→改善」の繰り返しにより、やがては社会に受け入れられる形へと持っていくことができると考えることができます。
安心を得るための”お金”との距離感
「お金」とは、「安心感」を得るための”手段”であると考えられます。
つまり、本質的には、安心感を得たいと考えているということになります。
逆に、”安心”を得るための手段は、「お金」だけではないと思われます。
例えば、家族や友人との時間を大切にし、サポートし合える同業者とのつながりを大事にすることで、安心感を得ることができます。
また、「お金」と向き合うにあたっても、経営判断に必要なのは、正確精緻な知識ではなく、判断するための大まかな計算であったりしますし、数年単位での投資回収イメージであったりします。