結果には原因があるもので、それを数字から考えるようにすることで改善の見立てをすることができます。
小山昇著「社長!儲けたいなら数字はココを見なくっちゃ!」(すばる舎)を参考にして。
目次
結果の理由を数字から考える
物事には、「原因」と「結果」があるものです。
売れているとしたら売れる理由が、売れていないとしたら売れない理由が。
結果を、物事を客観的に示す”数字”で捉えて、その原因(理由)を考えるようにすることによって、状況を改善していくことができます。
勘で決めない
勘はズレることも多いものです。
自分ではこうだと思っていても、そうなっていないことも多いものですし、それには、自分の視野には見えていないものがあるということを意味しています。
その点、数字は客観的なもので、自分の視野に見えていないものも可視化してくれますし、他者との共通言語としても機能してくれるものです。
もちろん、それらすべての現実に向き合うことは辛いときもあるものですが、よりよくなっていくためには、現実を真摯に捉え、その理由・原因を考え、それを解消・改善するための方策を考えることで、自身のイメージ・理想に少しずつでも近づいていくことが可能となります。
自社の事業に合った指標を見つける
どの数字を見ればよいかということに関しては、業種やその会社の事業環境によっても異なるものです。
単に、売上の推移によって理解できることもあるかもしれません。人件費、特定の経費、あるいは問合せ数などかもしれません。
重要なのは、複数の数字を定点観測し、並べてみて、増減をつかむこと。そこから、その増減の理由を考えること、だと思います。