”社会に対するポジティブな変化を”と考えてみる

社会がよりよくなるためには自社に何ができるか、という視点を持ちたいところです。

齊藤三希子「パーパス・ブランディング」(宣伝会議)を参考として。

目次

”付加価値”について考える

「付加価値」というと、個人的には、なんとなくアップセル(客単価向上)・クロスセル(合わせ販売)の文脈で使われることが多いような印象があります。

大事な考え方ではあるのですが、考え過ぎると鼻息が荒くなりそうな気がして疲れてしまうときもあり、頭で考えるのではなく、もっとシンプルに・自然な形で、”相手と接するなかでお役に立てることはないか”と考えたいな、と感じています。

この「付加価値」という言葉のもともとの意味、”ある商品やサービスなどに付け加えられた、他にはない独自の価値”というものです。

社会に対するポジティブな変化

少し大きく捉えて、社会に対してという視点で考えてみると、「自社が社会をよりよくするために、社会に対して新しく創出した価値」と見ることもできます。

例えば、より美味しく・より楽しく・より分かりやすく・よりワクワクする・より安心できるといった価値を、社会に対して創出していく、というものです。

齊藤三希子「パーパス・ブランディング」(宣伝会議)に出ていたスターバックスコーヒージャパンの水口貴文代表の言葉がとても印象でした。

自分たちが社会に対して何かポジティブな変化を、たとえ変化までは起こせなくてもきっかけくらいは作れるんじゃないかと。

齊藤三希子「パーパス・ブランディング」(宣伝会議)より

それには創意工夫が必要とされますし、常に社会に対して何ができるか・ひいては目の前のお客様のために何ができるか、を考え続け、工夫していく姿勢が必要とされます。

”三方よし”で考える

自分の利益のみを追求してしまうと、たとえ短期的にはうまくいったとしても、長期的に考えると、お客様や従業員の気持ちが離れてしまい、継続していくことができなくなってしまいます。

”三方よし”の考え方にもあるように、判断基準を「自社の利益」・「従業員」・「お客様」の3視点で考えて正しいかどうか、に置くことで、結果として、社会から長期的に必要とされていくような気がしています。


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