既成のものをそのまま相手に提供すると、”カリキュラム目線”になってしまいます。
和仁達也「コンサルタントの教科書」(かんき出版)を参考にしつつ、キャッシュフローコーチとして考えたこと。
目次
カリキュラム目線なりがち
自分が持っている知識・技術を、カリキュラムのように組んで相手に提供しようとすることがあります。
自身では、カリキュラムを組んだ時点で相手にカスタマイズしたように感じがちです。
ですが、それはあくまで自分のなかだけで組み立てただけで、相手の事情や状況を加味できていないことが多いものです。
いわば自分目線です。
相手の事情や状況を加味せず、カスタマイズせずに、自分のなかだけでただのカリキュラムとして組んだものを提供した場合、やがては自分のなかの知識・技術を出し切った時点で、相手からは必要とされなくなってしまうということにも繋がっていきます。
相手目線で
自分のなかに持っている知識・技術を、自分のなかだけでカリキュラムのように組むのではなく、あくまで相手の「お困りごと」や「課題」は何なのかという視点に立ち、相手の関心の順番でカスタマイズしていくことができれば、相手との関係性を長期に保つことができます。
次のテーマ、次の課題
相手目線で考え、テーマや課題を設定して動いていても、どこかの時点でひとつのゴールを見ます。
ただ、事業や経営は、同じ場所に居続けるということはなく、たえずどこかに向いて動いていくことになります。
「自社にとって、次のテーマは何だろうか?」
「自社にとって、次は何が課題なのだろうか?」
ということを考えることになります。
そのときに、次のテーマ・次の課題を一緒に考えられる関係性でありたいものです。