自社の”事業定義”を見直してみる

一般的な業種の定義にかかわらず、自社の事業の定義を見直してみると、方向性のヒントが見つかるときもあります。

作間信司「一倉定の社長学」(プレジデント社)を参考として。

目次

”目に見える取扱商品”・”業種の括り”という固定観念

自社の事業とは何かと問われると、「一般的な業種区分」で考えてしまいがちです。

または、「目に見えて取り扱っている商品」で考えてしまいます。

しかし、事業自体の未来を思い描くときには、そのような固定観念から少し脱して考える必要があります。

事業の定義づけ

「事業定義」は、一般的な業種区分や、目に見えて取り扱っている商品にこだわらず、例えば、「毎月、訪問する事業」「毎月、集金している事業」「貸す事業」など、一般的な業種区分や目に見える商品にとらわれず、一般的な商取引のなかで普遍的なポイントとしてどこを押さえている業種なのか、というアプローチもしてみたいところです。

あるいは、「お客様に届けている価値は何か」という括り方です。

商品やお客様の”単なる組合せ”に拘泥しない

普遍的なポイントを押さえた視座に立たずに、一般的な業種区分や目に見える商品にばかりこだわってしまうと、事業展開として、商品を変えてみたり、お客様を変えてみたり、と、それらの組合せによる未来しか描けなくなってしまいます。

より長期的に、会社の存続と発展を考えようと思ったときには、時代に左右されづらい、より普遍的な視座に立ってみると、どちらに進むべきか・チャレンジしてみるべきかがふと見えてくるかもしれません。

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