事業に限らずですが、「話し相手」がいるのといないのとでは充実度が違うと感じます。
河合隼雄「こころの処方箋」(新潮社)を読んで学んだこと。
目次
自分の考えを他人と話し合う
人間、自分の考えを他人と話し合うことができると、随分と人生を楽しむことができる気がします。
また、他人に話すことで客観化することもできるので、頭の整理をすることもできます。
換言すれば、そのような「話し相手」を持つことができるかどうかが、事業に限らず、自分自身の人生の充実度に違いが出てくる気がしています。
事業において事業主・社長がそのような心境にあるということを、会社員という立ち位置では、決して共有することができなかったと実感します。
話し相手もなく、1人で生きているように思えていても
話し相手などおらず1人で生きているのだとどんなに思えていても、無意識のうちに、自分の考えなどを多くの人々に知ってもらおうとしますし、あるいは、自分の心のなかに、”尊敬する先輩・心のなかの両親像・内なる他人・もう一人の自分”などを持って対話しているものです。
1人でも生きられるからこそ、話し相手を必要とする
1人でも生きられるからこそ、あるいはそうであるがゆえに、自分の考えを話し合うことができる「話し相手」を必要とするのかもしれません。
何かを考え、そしてその自分の考えを話し合える相手がいることは、事業や人生の充実度と深く関係していると意識せざるを得ませんし、そのような気づきを実感・客観化することができたことで、また自分の人生にも事業にも、学びを与えてくれていると感じます。