言葉の「タイミング」を意識する

同じ言葉でも、発するタイミングによって意味合いがまったく異なってきます。

和仁達也著「独立系コンサルタントの成功戦略」(かんき出版)を読んで学んだこと、キャッシュフローコーチとして感じたこと。

目次

「説明」or「言い訳」

物事の注意点・留意点などは、相手が行動する「前」に言葉をかけておかなければ、意味がありません。

相手の行動の「前」にかけておけば、「説明」であり、感謝されます。

一方、相手の行動の「後」にかけると、それはただの「言い訳」にしかなりません。早く言ってよ、と不満を持たれます。

相手の役に立ちたいと思い、相手起点で考えていくと、先回りして色々と思いつくことがあります。

つまり、同じ知識・経験を持っていても、本当に「相手の役に立ちたい」と思っているかどうかによって、先に言えるか・後になってしまうかが決まるように思えます。

「相手の役に立ちたい」と思っていて、かつ、事前に言葉をかけられずにいたとしたら改善していく余地がありそうです。

「アドバイス」or「お節介」

相手が求められていないにも関わらず、どのようにしたらよい・どうすべきといった言葉をかけても、相手の役に立てません。

相手が求めていないのに言葉をかけても、それは「お節介」にしか映りません。

一方、相手が求めているときに言葉をかけると、それは「アドバイス」になります。

これも、自分起点で考えるか、相手起点で考えるかによって、自然とタイミングは異なったものになってきます。

相手の心持ち、相手との距離感、相手との関係性を考えずに、自分が思ったことを自分のタイミングで相手に言ったとしても、相手からは感謝されるどころか、ネガティブな感情さえ持たれてしまいます。

仮に状況を分かっていても言ってしまうとしたら、自分の心のなかで”日頃、自分の承認欲求が満足できていないのではないか”と振り返って考えてみてもよいくらいかもしれません。

同じ言葉でもタイミングによって異質なものになる

同じ言葉であっても、かけるタイミングによって、内容も印象もまったく異質なものになります。

根幹にあるのは、「相手の役に立ちたい」と思えているかどうか、「相手起点」で考えているかどうか、だと感じます。

そのような「あり方」が大事ということですね。

史跡料亭花月の庭園(長崎三大庭園のひとつ)

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