”AIの使いどころ”を考える力をつけるには

AIの使いどころ・活用可能性については、常に着眼点を持っておく必要があります。それはどのようにすれば磨くことができるのか。

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Anthropic(Claude)の「Computer Use」のインパクト

生成AI「Claude」を出しているAnthropic社は、10月22日(現地時間)、「Claude 3.5 Sonnet」をアップデートし、「Computer Use(β版)」という機能を追加したと発表しました。

これは、一定の設定のもとに、Claudeに指示を与えると、ClaudeがユーザーのPCを操作してその業務をやってくれるというものです。

まだ未完成な部分はあり、セキュリティの問題もありそうですが、このまま近いうちにどんどん整っていくのは明白なので、難しいPC業務も、AIを介して操作することで、極端な話、思ったことは何でもできる(しかも高速で)、ということにもなりそうです。

AIの使いどころを考えるには

AIを活用するには、AIに何ができるかを考えつつ、その使いどころを常に考えている必要があります。

その着眼点を持つには、どのようなことに気をつけていればよいか。

  • AIが何に活用できそうかを常に考えながら、仕事や生活をする
  • AIの「仕組み」「事例」「最新ニュース」を知る
  • AIへの「プロンプト」を常に考える

AIを実際にどのように使うか

  • どのような課題を解決したいのか?
  • 誰のためのAI活用なのか?(ペルソナ/お客様、従業員、取引先など)
  • なぜAIが必要なのか?(コストカット方面?利便性を上げるなどの付加価値上昇方面?)
  • どのデータを活用するのか?(一般、最新、特定、企業機密、個人情報)
  • どこのAIを使うのか?(ChatGPT、Gemini、Claude、その他)
  • どのようなAIにするのか?(できること、解決されること)
  • どのように分業するのか(補助型?置換型?複数AI連携?)

誰の何を補助できる?

一般事務書類整理、リストアップ
総務・人事勤怠集計
秘書スケジュール調整
医療事務患者情報(患者数、来院回数、年齢別など)の集計
経理事務取引情報(納品回数など)の集計
営業事務よくある問合せのリストアップと回答例の作成
金融事務各社のローン条件の比較表の作成
貿易事務各国の輸出入規制、関税など
運行管理事務交通状況、天候情報などの取りまとめ、スケジュール調整
データ入力データ整理、分析
集金事務顧客リスト整理、ルートやスケジュールの作成
出荷事務各社の発送方法、料金、手続きの整理
マーケティング競合情報の収集、分析、比較(商品、価格、戦略)、アクションプラン策定
コールセンター対応例の整理
マネジメント課題とその戦略の立案



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