お金のことを気にしない方がいい仕事ができるのか。お金のことを分かって不安を解消して仕事した方がよいのか。
目次
お金のことを気にしない方がいい仕事ができる
「お金のことを気にしない方が、いい仕事ができる」
という考え方があります。
確かに、お金のことばかりが頭にあっては、それに囚われて楽しく仕事ができないですし、楽しく仕事していないとそれがお客様にも伝わってしまいます。
お金のことを分かって不安を解消した方がいい仕事ができる
「お金のことを分かっていた方が逆に不安がなく、いい仕事ができる」
という考え方もあります。
”見えない不安”を感じるくらいなら、”見える安心”の方がよい、という感覚です。
もし見通しがよければ、目標をどこに置き、どこを目指して事業を進めていけるのかをイメージすることができます。
見通しがよくないようであれば、まずは収支分岐点はどこにあるのかを意識しておくと、それが今の自分にとって高いハードルなのか・低いハードルなのかが具体的に分かります。
- 経費や生活費などで見直せるところがないだろうか
- 売上や粗利をどのような手を打って上げていけばよいだろうか
- 当面足りない資金がありそうであれば銀行に早めに相談した方がよいだろうか
これらのことを先送りすることなく具体的に考え、具体的に行動に移すことができます。
性格・考え方・経営方針による
上記のどちらがよいかといわれると、最終的には、性格・考え方・経営方針によるところも大きい気がしています。
あるいは、置かれた環境にもよりそうです。
事業が軌道に乗っていて特にこれ以上成長させる必要もない場合や、資金繰り感覚が正確なもので細かく数字を確認せずとも自社の状態が分かる場合もありえます。
どちらが正解というわけではないと思います。
せっかく自分が経営者となって経営しているわけですし、自身が事業を進めていくにあたって、「最も心地よい状態」・「最もいい仕事ができる状態」を目指すのがよさそうです。