”あるけれどないもの”に名前をつけることで、思考の出発点とすることができます。
安達裕哉著「頭のいい人が話す前に考えていること」(ダイヤモンド社)から考えたこと。
目次
名前をつける
「その場にあるのに名前のないもの」に名前をつけることで、認識することができ、思考の出発点とすることができます。
同じ物や人の配置であっても、時間・場所などによって、その空気(現象)は、ひとつとして同じものはありません。
そのなかで、特に強く感じた”現象”をすくい取って名前をつけることで、そこで「強く感じたこと」について具体的に考えることが可能になります。
つまり、「名前をつけること」が、「思考の出発点」となるということです。
再定義する
「再定義」というアプローチもあります。
もともとあるものについて”自分にとって何なのか”を考えてみることで、新しい概念が生まれることもあります。
例えば、スターバックスの”サードプレイス”などです。
言語化することが重要
「あるけれどないものに、名前をつける」「再定義する」
いずれも”言語化すること”であるといえます。
自分が「感じたこと」「考えたこと」を、様々な視点から捉えてみたり、分けてみたり、削ぎ落としてみたり、同じものを結合してみたり、整理してみたり、言語化できていないものを言語化してみたりすることにより、思考を深めることができます。
そのことがやがて”人を動かすアウトプット”を生み出すことにもなってきます。