「決め手」を聞く⑤

自社商品はどのようにすればより売れるか、自社商品の強みは何か、と考えてみるとき、実際のお客様に「決め手」を聞くのが一番の近道だといえます。

岡本達彦著「お客様に聞くだけで「売れない」が「売れる」に変わるたった1つの質問」(ダイヤモンド社)より。

目次

決め手を聞くための3つの鉄則

「何が決め手となって購入を決定されましたか?」

いざこの質問をするにあたり、岡本達彦著「お客様に聞くだけで「売れない」が「売れる」に変わるたった1つの質問」(ダイヤモンド社)では、以下の3つの鉄則があると解説されています。

  • 実際にお金を出した人に聞く
  • 購入の後すぐに聞く
  • お客様が話したとおりにメモする

集約のポイント

  • 最も多いものを選ぶ
  • 「価格」・「場所」以外のものを選ぶ
  • 自社が好きな事と一致するものを選ぶ

お客様は最強のコピーライター

広告宣伝するのはなかなか大変なものです。

チラシにしてもHPにしても動画にしてもブログにしてもSNSにしても、作成には労力・時間・お金もかかります。

何よりも、自社や自社の商品をどのようにアピールすればよいかを考えることがとても大変です。

その点、お客様に「決め手」を聞いておけば、上記のような手段に関わらずどのようにも展開することも可能になってきます。

お客様の「決め手」は、それがそのまま自社の強みであり、自社商品の差別化ポイントといえます。

いわば、お客様は最強のコピーライターであるといえます。

お客様に任せたほうがよい理由

他者目線で分かりやすく伝えてもらえ、信用性も高い

売る側がキャッチコピーを考えようとすると、どうしても専門用語が入ってしまう・内容がマニアックになってしまう・機能の説明になってしまうなどになり、消費者からはその良さが分かりにくいということになりがちです。

お客様が感じたことの言語化は、客観的・直感的で、他の消費者にも理解できる分かりやすい言葉で表現されています。

また、実際に利用したお客様の声なので、信頼性も高いため、他の消費者が購入するきっかけになりやすい面があります。

同じ属性のお客様に興味を持ってもらえる

お客様の周囲には、そのお客様と価値観や環境の似通った消費者がいるものです。

特定のお客様を大事にすることは、ひいてはそのお客様の周囲にいる同じような悩み・課題・価値観を持っている消費者への宣伝に繋がります。

お客様は、最強の営業マンともいえます。

活用方法・実例を知ることができる

お客様は商品を購入後、自身の状況に応じて工夫を凝らし、様々な活用方法を考えたりします。

そのような活用方法は、自社商品にとって貴重な事例ともいえます。

同じような悩みや課題を持っている方への提案へと繋がるからです。

お客様は、商品開発メンバーともいえます。

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