商品に物語を加えるなど、仕組みを整えることで、ビジネスのコンテンツ化が可能になると考えられています。
神田昌典著「不変のマーケティング」(フォレスト出版)を参考として。
目次
キャラクタービジネスの共通の戦略
神田昌典著「不変のマーケティング」(フォレスト出版)によると、キャラクタービジネスといわれる分野(ポケモン、遊戯王、ミニ四駆など)を支える共通の戦略として、4つのポイントがあるといわれています。
- 物語を伝える媒体を発行し、大量に発信している
- 物語と商品を連動させる
- 商品には、「勝負」と「収集」という要素が組み込まれている
- 勝負のためのイベント・コミュニティがある
物語をセットするためには、媒体が必要
「商品」に「物語」をセットすることで、共感してくれ、購入してくれるお客様が表れるといわれています。
重要なのは、その物語を伝える媒体を持っているかどうか、といわれています。
媒体について
媒体には、LP・ブログ・パンフレット・ニュースレター・小冊子など様々なものがあります。
また、自分そのものが発信しなくとも、自身がコンテンツホルダーなのであれば、マーケットホルダーである他社と組んで、そのマーケットホルダーに流通を任せるという方法も考えられます。
物語について
一般的な事業でいう「物語」とは、具体的には、「商品開発背景」が挙げられます。
「物語」は、以下のような構成であるほうが共感を得やすいといわれています。
- 開発しようと思ったきっかけ・使命感
- 小挫折
- 小成功
- 大きな挫折
- 予想外の大成功
商品には「勝負」と「収集」を組み込む
人間には、以下の2つの傾向があるといわれています。
- 勝負に勝ちたい・負けると悔しいと思う傾向
- 収集癖(集めたいという傾向)
資格の段位認定や、御朱印など、古来から様々な分野に、この「勝負」と「収集」という要素が組み込まれています。
イベント・コミュニティを作る
イベントやコミュニティなどで、ユーザーが集まる仕組みを作ることで、より一体感を高めることが可能になります。
ビジネスのコンテンツ(情報)化
上記のとおり、以下の順番で進めていくことで、商品の拡大を見据えることができます。
- 物語を発信する
- 物語を商品にセットする
- 商品に「勝負」「収集」という要素を加える
- ユーザーのコミュニティを作る