銀行対応につき、疑問に思いがちなところのまとめ。
岩田まり子著「税理士を代表して金融機関の友人100人に「銀行融資」について教わってきました」(リンケージパブリッシング)を参考にして。
目次
日本政策金融公庫の特徴まとめ
- 創業支援も得意
- 融資実行のスピードが早い
- 許認可や契約に対して厳格
- 「マル経融資」という小規模事業者向けの無担保・無保証・低金利の融資の取扱いがある
- 運転資金の捉え方が、民間銀行に比べて寛容といわれている
- 融資先企業とその役員等個人との繋がりを、幅広い基準でもって見ている(持株関係のみで捉えていない)といわれている
- 中堅企業向け部門の中小企業事業も、意外と接点はある(政策目的融資、事業承継、災害対策など)
試算表はどれくらいの頻度で提出すべきか
3~4ヶ月に1回、出せるのが理想。あわせて、事業の近況なども伝える。
金融機関との前向きな関係を築きたい場合・今すぐに融資が必要でなくとも良い関係を築いておきたい場合・金融機関から有利な提案を受けることができる場合、など。
”売上高”への捉え方
売上は多ければ多いほど、その後の流れの整え方次第で、改善することができるので、多ければ多いほどよい。
売上を作ることができるのは事業者自身にしかできないことが多いものですが、その後の流れについてであれば金融機関はじめ外部からのサポートによって改善が見込めるという考え方になります。