相手の話を聞き、なおかつ、自分の意見も聞き入れてもらうようにするためには、トーク力を磨くよりも、まずは”関係性”の構築ができる「あり方」を整えることが大事だと考えています。
挨拶、レスポンス、時間を守る
たとえ立派で綺麗な建物を建てたくとも、基礎工事がおろそかでは建てることができません。
商品の提案・難易度の高い技術の提供・トークなどといったことを考える前に、この基礎となる部分はそれ以上に重要だと感じています。
挨拶をする、レスポンスを的確に行う(できるだけ早い反応、即回答できないときも反応だけは早くする)、時間を守る(遅れるときは事前に連絡)といったことです。
なおかつ、自分が誰であろうと・どのような存在であろうと、相手が誰であろうと・どのような存在であろうと、それが一貫しているということも重要です。
何を今さらということこそ最も重要で、それがおろそかでは、そもそもその上には何も建てられないと考えます。
商品力・技術を高めるとともに、相手のお困りごとを察知する
素晴らしい商品を考える、高い技術を習得するといったことは重要です。
それと同時に必要なこととして、”自分起点”ではなく、”相手起点”であるということだと考えます。
自分発信で商品や技術を推したとしても、相手のお困りごと(ニーズ)を解決するものでなくては、決して相手から受け入れられることはありませんし、評価されることもありません。
つまり、商品や技術はもちろんのこと、相手のお困りごと(ニーズ)が何なのかということをしっかりと察知・理解できるかが重要だといえます。
そのためには、何よりもまず相手の言葉に耳を傾けるべきですし、相手のなかの”言葉にならないモヤモヤ”を先回りして言語化できるような経験値や質問力が重要といえます。
1人ひとりの趣味趣向を把握する
人間が人間に安心・信頼して相談しようと考えるモチベーションのひとつに、”あの人なら自分の好みやニーズを分かってくれている”という感覚があります。
それはつまり、”他ならないその人のこと”をよく知っているということ。
それには、メモ(カルテ)を取っておくなどといった努力の方法はありますが、基本的には近道などはなく、何よりも相手のことを本気で心配することが重要だと考えます。
以上、自戒を込めて(道半ばです。)。。