債務者区分→信用格付→取引方針②

銀行の融資審査を知るには、債務者区分・信用格付を知っておく必要があります。銀行はそれをもとに取引方針を決めているからです。

川北英貴著「銀行からの融資完全マニュアル」(すばる舎)を参考として。

目次

信用格付とは

信用格付とは、「金融検査マニュアル」に基づき査定された債務者区分をベースとして、各銀行が融資先企業をランク付けしたもので、各銀行のその融資先企業に対するスタンスのもととなっているものです。

信用格付例

銀行により異なるものの、川北英貴著「銀行からの融資完全マニュアル」(すばる舎)では、例えば以下のようにランク付けしたものを紹介しています。

債務者区分信用格付
正常先1格~6格
要注意先7格・8格
要注意先のうち要管理先9格
破綻懸念先10格
実質破綻先11格
破綻先12格

どうやって自社の債務者区分を知るか

通常、自社の債務者区分を知ることはありません。

しかし、もし自社の区分を知っておくと今後の励みにもなるものですし、知っておきたいと思うこともあるかと思います。

それを知るには、やはり銀行に直接聞くのが一番近道のようです。

現状を知り、今後少しでも区分がよくなるよう経営努力をしていきたい、とストレートに伝えてみるのがよさそうです。

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