目標を決めて行動するか、目標を決めずに何となく行動するかは、日々の蓄積のなかで確実に差が出てきます。
活動の主役は誰か
前提として、会社の活動の主役は何か。
ここで、「自社の事業・商品」と考えるのか、「お客様」と考えるのかで、大きな差が出ていきます。
事業を継続していくためには利益が必要で、その利益のもととなる売上はお客様からもたらされるものであると考えると、お客様のニーズを満たし、豊かさ・付加価値・便益を提供し続けることを考えていくことになります。
よって、主役を「お客様」に置き、「自社の事業・商品」は、お客様へ豊かさ・付加価値・便益をもたらすための手段であると考えると、自然と事業の継続を考えることへと繋がっていくことになります。
ビジョン・ゴール(事業目標)を描く
将来、どのような状態が自社が考える理想の状態なのかをイメージしたいところです。
理想を考えるとき、様々なバイアス(現状から考えると無理なのではないか、自社にはできないのではないか)がかかることがありますが、まずはいったんそれらは無視して、あくまで自社の100%理想の状態を考えたいところです。
自社の理想もそうですが、お客様の理想の状態もイメージしたいところです。
自社の事業を通して、お客様にどのような気持ち・状態になって欲しいのか。
最初は言葉にならなくとも、感覚的な映像シーン・シチュエーションでもイメージしたいところです。
事業計画(目標へのプロセス)を描く
ゴールが決まると、「そこに向かうために今できること」を逆算し、事業の計画をしたいところです。
ゴールが壮大な場合、1年後は無理でも十数年後であれば手が届くかもしれません。であれば、そこから逆算して、そのうえで1年後にはどのステップまで来ているとよいかと考えてみることで、無理のないものになる可能性もあります。
検証し、改善する
目標・計画を立てると、定期的な検証が必要です。
検証がなければ、計画を立てた意味がないためです。
検証していくプロセスのなかで、様々な”よかったこと”・”よくなかったこと”が見つかるものですし、それをベースに、改善策を考えることができます。