マーケティングとは?、と調べてみると、身近な表現からどのようなものかを感じることができます。
森岡毅著「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方-成功を引き寄せるマーケティング入門-」(角川書店)を参考として。
マーケティング=顧客を喜ばせる工夫
顧客の期待を上回り、喜ばせ、満足させることができる仕組みが取れれば、それが最大のプロモーションとなります。
例えば、魚屋さんに魚を買いに行くと、買った魚を美味しく食べるための調理法やレシピを教えてくれる。あるいは、理容室に行くと、話を聞いてくれ、居心地がよく、気持ちもすっきりする。
これらは、また行きたいと思ってもらえる最大のプロモーションともなりえます。
どこまでそれがマーケティングであるかプロモーションであるかを意識しているしていないにかかわらず、顧客の印象に残るような仕組みを考え出すこと、がマーケティングといわれるものです。
マーケティング=商品が売れるようにする
”商品を売る”となると営業の仕事になりますが、”その商品が売れるようにする”となるとマーケティングの仕事になります。
つまり、”その商品が売れるようにする”が、マーケティングといわれるものです。
お客様の期待に答えられ、さらに、その期待を上回る商品を作り出せていること、お客様が求めている・満足する商品を作り出せていること、お客様が喜ぶ商品が作り出せていること。
そして、それを知ってもらえる機会を作ること。
リピートして購入してもらえること。
マーケティング= ”選ばれる必然”を作る
上記のように見ていくと、マーケティングとは、”選ばれる必然”を作れているということ、ということができます。
世の中に数ある商品・サービスのなかで、自社の商品・サービスが選ばれる理由・必然性をしっかりと持てていること。
なぜその商品・サービスがこの世の中に存在しなければならないのか、ということから、それをしっかりと訴求できていること。
それは、お客様が明確に認識し、はっきりと言葉で表現できているものだけとは限らないように思います。
お客様のなかでも漠然として言語化できずにモヤモヤしていることを先読みし、それを具現化することで、その解決を具体的に提案できていること、ということもできます。