単価を上げる努力は業種によっても異なる

単価を上げる努力は、物を扱っている業種なのか、サービスを扱っている業種なのか、物+サービスを扱っている業種なのかによっても異なってきます。

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物を扱っている業種

物を扱っている業種において、単価を上げる努力といえば、「高くても、ニーズがあって売れる商品をリリースすること」にあるといえます。

すなわち、商品力(商品開発)です。

お客様のニーズに合う商品を開発することができたなれば、単価が高くとも売れます。

また、独自性も重要です。

”自社にしかできない”という要素が強ければ強いほど、比較されるライバルも少なく、単価が高くとも売れます。

サービスを扱っている業種、物+サービスを扱っている業種

一方で、サービスを扱っている業種、または、物を扱う業種であってもサービスの要素がある業種であれば、その源となる技術力の向上・サービスレベルの向上などが、単価を上げる努力ともいえますが、そこだけとは限りません。

物であれば、店頭に出ている時点である程度勝負がつく部分がありますが、サービスは”生き物”です。

そのときそのときのお客様への対応において、どれもまったく同じものを供給できている場合というのは、限りなく少ないものです。

なぜなら、源となる技術力やサービスレベルの向上に努めたとしても、その時々において、また、個々のお客様によって、持っている背景・ストーリー・要望が異なるからです。

相手のイメージの具現化・言語化

いかにして、その時々の、かつ、個々のお客様の背景・ストーリー・要望を感じ取り、深く理解できるか。

そのうえで、相手の事情や状況に応じたサービスを具現化し、提供することができるか。

かつ、その提供の過程を言語化し、相手に伝わる言葉と順番で、その意図を説明することができるか。


そこまでたどり着いてはじめて、相手のニーズの充足へと繋がり、自身のサービスの単価向上が見えてきます

サービスを全部または一部取り扱う業種の場合は、技術やサービスそのものの研鑽とともに、相手ごとに十人十色に異なるイメージの具現化・言語化こそが、単価を上げていくための努力ともいえるのかもしれません。

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