聞く姿勢の基本は「対等感」

話が広がり、深まるには、話し手と聞き手の間に信頼関係が必要です。

その基本となる聞き手の姿勢として「対等感」が挙げられます。

東山紘久著「プロカウンセラーの聞く技術」(創元社) を読んで実践して以来15年、学んだこと。

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話が広がり、深まるとき

話が広がり、深まるときとは、話し手と聞き手との間に、対等な人間関係が持てているときに多いですね。

話し手が、対等でない関係性ではないと感じると、話が広がったり深まったりせずに、結果として、聞き手は尋ねる(尋問する)形となってしまい、うまくいかないことが多いことが想像できます。

「対等」とは、もちろん年齢や立場など、ある程度の社会的立ち位置はあるにせよ、そういった枠組みではなく、これは心の持ちようだな、と思います。

信頼関係、ともいえます。

「対等感」、持てている?

「対等感」、持っているつもりでしたが、いやいや、全然意識が足りないな、と思わされます。

例えば、東山紘久著「プロカウンセラーの聞く技術」(創元社)によれば、以下のようなことができているか?という問いかけがありました。

・例えば子供と話すとき、「お名前は?」と、自分の名前を名乗らずに、相手の名前を聞こうとしていないか?
(大人同士では、自分が名乗らずに一方的に相手の名前を聞くことはまずあり得ない。)

・例えば子供と話すとき、必要もなく「いくつ?」などと、年齢を聞いたりしていないか?
(大人同士では、信頼関係や脈絡もなく年齢を聞くことはまずない。)

確かに、上記はしてしまいがちです。
「対等感」がないと感じれば、話し手は警戒し、話は止まってしまいがちになります。

あるいは、例えとして、女子中学生の話も挙げられていました。

女性同士の人間関係の基本は、バレーボールのパス回しのように、話題(ボール)を独占せず、受けてはすぐに相手に回すこと。対等感というバランスを保ち、話題の角度を少しずつ回しながら、会話をくるくる回すこと。

相手との話を広げたり深めたりするには、聞き手がまずは「対等感」を持って接し、話し手との関係性を大切にしていることを示すことから始まるのだということですね。

オープンな気持ちで

聞き手が、聞く姿勢の根本として大切なのは、話し手に対する「対等感」であって、目の前の人に対してオープンな気持ちで、先入観を持たずフラットな心持ちで理解しようとしようと思うこと。

そこで信頼関係が築けてこそ、話し手はその人の立場にある様々なことを生き生きと話してくれ、話が広まり、深まっていくのだということ。

専門職として話を聞くにあたっては、特にそのような心持ちを持つことが必要だと思わされます。

絶対にこうでなくてはならない、そうでなければ話にならない、などといった気持ちで聞こうとしていると、相手は警戒心を持って話をしてくれなくなります。

まずは清濁を併せのむ大きな気持ちで、「共感性」を持って話を聞こうと思うこと、オープンな気持ちで話を聞こうと思うことが大事だな、と思います。

接しているのは、「人」ですからね。

愛野から見た橘湾(過日撮影)

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